読書中レビュー2
Color Correction Handbook: Professional Techniques for Video and Cinema
ざっくりメモ
2章 "Primary Contrast Adjustments"
ヒトの視覚のしくみ 網膜の神経細胞は次の2つに大きく分類される
1、色をコード化する。物体、顔の表情、色相、ディティールを捉える部分
2、輝度をコード化する。動き、空間構成、深度、全体の構成を捉える部分
ーカラリストにとってヒトが絵を見た時どう知覚してどう情報を捉えるか知る事は基本
輝度全体の中で赤、緑、青の占める割合
カメラ、モニタのガンマの話
waveformを見ながらのblack point, mid tone, white pointの調整の仕方 それに伴う彩度の調整(この章のメイン)
Y'CbCr空間のY'でコントラストを調整(彩度は変わらないが、フシギと変わった様に”感じる”)
Surround effectの話(同じgrayでも隣に黒があるか白があるかで感じる濃さが変わるやつ。grayなのに青の中にぽつんとあると赤っぽく感じるとか。絵作りでも超重要!)
Under exposure, Over exposureの調整(撮影時から気をつける事!撮影フォーマットによって記録する情報領域が違うので救済出来る度合いが変わる。)
視覚のしくみが面白かったー。青の輝度は低く、ヒトの目で青を知覚する部分もちょっとしか無いとか。
Surround effectの話も仕事で思い当たるフシがあります。「黒い部分締めて」と言われても結構すでに締まってる。mid toneを持ち上げると黒い部分との差がでて「黒い部分が締まったよう」にみえます。
「どう操作するのか」よりも「どういう考え方で進めて行くのか」に重きを置いた解説。ソフトとか機器はあまり問いません。
知ってるのとそうでないのとで大きく差が出る情報がいっぱいです。
ていうか知ってないとヤヴァイ!o(゚Д゚`;o)≡(o;´゚Д゚)o
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