CG海外就職活動レポート @2012 VES Career Fair & Tech Expo (London venue)
2012 VES Career Fair & Tech ExpoでCompositorとして就職活動してきたのでレポート。
今The Mill Londonでお仕事を貰ってますが短期契約でいつ終わるかわからないのと、滅多にないCareer Fairの機会を逃すわけにはいかないので行ってきました。
写真とともにお届けします。じーっとカメラ構えるの気がひけたので慌てて撮ったせいで写真がブレててごめんなさいorz
イベントはNY,LA,Londonで同日に行われ、私はLondon会場に参加。
Websiteに参加する会社リストがあったがどの会社がどの会場に参加するかは書かれてなかった。全体を見ましたがLondon会場に求人用ブースを設けていたのは以下でした。
Disney Animation
Prime Focus
Pixomondo
ILM Singapore
Double Negative
Method Studios
Cinesite(リストには載ってなかった)
Framestore(リストには載ってなかった)
準備したもの/こと
CV
Reel DVD
名刺(オンラインReelのアドレス入り)
ロンドン会場に参加しそうな会社の下調べ
会場のHoliday Inn。今通ってるオフィスから徒歩30秒!
突撃!自分のパソコン持参して作品プレゼンしてる人も。
Siggraph2009のJob Fairに行った事がありますが、雰囲気は凄く似ていました。Siggraphのちっちゃい版な感じ。会社のリクルート担当の人、部署で責任のある人がブースに居て、求職活動している人が行ってお話をする形式。Disney Animationが一番凄い列でした。しかし私の探してる職種はDisneyには無いので行かず。
私がブースに行った会社とやりとり内容
Double Negative
Compositorは今すぐ募集してない、年の後半に需要が出るとの事。CVに書いていたオーストラリアの会社を見て「私オーストラリア出身なの、この会社(Spinifex Interactiveというところ)知ってるわ!」と言われた。しかし話した人が2D担当でないとの事で、自己プレゼンしたけど反応が薄い。この会社はいつも「リールをDVDで下さい(オンラインでなく)」と言っているのでCVとDVD Reelを渡す。Double Negativeに居る元同僚の名前を言ったら私のCVにメモを取ってた。
Cinesite
担当者が求職者と話しながら、会社が用意した専用質問用紙に色々書いていた。Compositorは年の後半に需要が出るとDouble Negativeと同じ返事。The Millの契約はいつまでかと聞かれたので正直わからないと伝えた。契約が終わる頃うちの需要が出るといいね、と言われた。CVを見せながら自己プレゼン。「Nukeは何年使ってる?」などの質問が。その流れで「前の会社で同僚向けにNukeのセミナーやりました」と言ったら「ほう!」と質問用紙にメモを取っていた。「ビザは要るの?」と聞かれたので「ワーホリビザがあるので要りません」と言うとこれもメモ取られた。CVとDVD Reelを受け取ってもらった。なんか巾着?みたいなノベルティ配ってたけどいらないので貰わなかった・・・。
Method Studios
順番待ちで並んでたら手が空いたらしい担当者の人が「あなたの用件は?」と前の人から順番に聞いていっていた。「Compositorで応募したいんです」と言うと「じゃあ僕の担当だね!」と会話開始。彼はCompositing Leadで、compositorチームはあまり大きくないんだけど拡張しようとしている所で、シニアを探しているとの事。The Millで働いている(=Londonで同エリアの実務経験がある)のがやはり良い印象の様子で、反応が良い。彼のコンタクトを教えて貰った。「質問ある?」と聞かれたので「どんなプロジェクトが来ますか?」と聞いた。色々説明してくれたがこれからのプロジェクトなので作品名は教えてもらえず。CVとDVD Reelを渡した。「DVD月曜に観るよ、、多分!」と言われブースを後にした。週明けに彼にThank youメール出して再度アピールして覚えてもらおう。
Pixomondo
結構並んでた。担当者が求職者から何かを受け取っている様子は無い。Compositorで探してます、と伝えると「Compositorは今探してないんだ、将来空きポジションが出るかもしれないから会社のwebサイトを定期的にチェックしてね!はい、名刺」という外れパターンでした。
Framestore
Piximondoとほぼ同じパターンでした。会社のポストカード(websiteとかの情報が載ってる)渡されて終了。
こんな感じでした。 「Tech Expo」らしいもの無かったけど?!The Foundryの寂しげなブースだけ。想像してたけどLA会場がイベントのメインなんだろうな・・。
・準備したものについて
他の求職者で何も持たず話をしていた人がいたけど、CVは受け取ってもらえなくても絶対用意した方がいいと思った。実際自分はCV見せながら話したけど、完結にまとまった情報を視線を通して伝えられるのは絶対有効。何十人、何百人と応募書類を見るリクルートの人を考えCVは常に1枚にまとめてます。名刺用意したけどCVに全部同じ情報が載ってるので全然渡さなかった。
・話について(英語も含む)
話す内容はどこの会社も大体同じパターンなので英語は大丈夫だった。(仕事中は全然大丈夫じゃないけど)経歴、経験についてはCVがあるのでそれを見せれば問題無しで、それに加えて口頭でプレゼンする感じ。よく聞かれるパターン「Film(またはTV, CM)の経験ある?」「Nukeの経験年数は?」「あなたのレベルは?(JrかMidかSrか)」「いまやってる仕事の具体的な作業内容は?」「聞きたい事は?」
・全体的に会社について感じた事&まとめ
会社は「今」求めてる人材が来るのを待ってる。そうでない人がブースに来たら会社の情報をざっと説明して対応してまたねって感じで終わり。これはどこの会社も同じで、私でも他の人でも同じ感じの対応のされ方だった。どんなに才能ある人でも「今」求められてる人材にマッチしなければ当たり前だけど会社にとっては興味がない。反応はとても薄い。上記に書いたPixomondoやFramestoreでのパターンは全然珍しくない。それに加えて、これはSiggraph行った時にも感じたが、「今すぐ人は欲しくないけどとりあえずブース出してる」っぽい会社もある。
実力、作品、経歴は前提で、会社と求職者の希望がマッチする「タイミング」が大きく物をいいます!当たって砕けて損する事は無いのでチャンスを増やす為どんどん応募してコンタクトした方が良いです。半分は時の運。こういう風に考える様になってから面接やJob Fairのたび超緊張しなくなりました(少しするけど!)。自分の今回の活動が何かの縁に繋がる事を期待して締めます。
Siggraph2012が近いですがJob Fairにこれから挑戦しようと思っている人は参考にしてください。
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