グレーディング: Flat lookを意識してみる
今、この本読書中です。読み終わったらまた改めてレビューしようと思いますが、その前にメモ的投稿。
本文中にflat lookに関する記述&作り方が載っています。
Color Correction Look Book
私自身コンポジターとして日本、海外両方で働いてみて、特にロンドンで働き始めてから意識するようになったのはグレーディングです。コンポジターなので自分が直接するわけではないのですが、画作りパートなので意識する事は重要だと思います。これは、もう半分以上好みや流行があるのですが日本と海外に結構差を感じます。
コマーシャルやミュージックビデオで比べると特に、海外はコントラストのあまり無いflat lookを良く見かけます。Color Correction Look Bookでflat lookの例として紹介されている作品
"Girls season1" Colorist: Sam Daley シーズン1見ました。リアルにありそうな話で面白い!!
"SOLANGE - LOSING YOU" Colorist: Dave Hussey 超フラット。
あと、これは本で紹介されていませんが、British Arrows Craft AwardsでBest Colouristを受賞したMPCのJeam-Clément Soretの受賞作品もflat lookです。
"Vodafone - The Kiss" Colorist: Jeam-Clément Soret 作品としても好きです。女性が泣いてる所から微笑むところが良い・・。
写真投稿サイトなどを見るとflat lookに仕上げられているのをちょくちょく見るので一種の流行のようですね。
写真などで自分で意識して色々グレーディングの実験をすると面白いかもしれません。この作品のグレーディングに似せる!とか。なんとなくでも自分でやってみるとその後の意識の仕方が変わるので観る力が付いていきます。
去年末日本に帰った時、私が見たのがたまたまかもしれませんが日本のコマーシャルは強めの銀残し(bleach bypass)グレーディングが多いなと思いました。栄養ドリンクとか、歳末セールとかパワーを感じさせるCMものが特に。flat lookとはコンセプト的に逆ですね。
No comments:
Post a Comment