明けましておめでとうございます!
実家近くで元旦の初日の出・・じゃなくて日の入り |
はじめに、ご挨拶として昨年Google+コミュニティ Nuke Users Japanに書き込んで下さった方々ありがとうございます!これからも盛り上げていきたいのでよろしくお願いします。すごい方々が回答してくださってますよ奥さん!!質問・要望大歓迎です!
最近業界関連の記事を書いてなかったので新年第一弾はイギリスVFX業界就職について。
ここ近年ではカナダの業界に就職して活躍していらっしゃる日本人の方々がだいぶ増えていると聞きました。海外就職を目指している人にとってチャンスが増えているという点、人材の流動性が出るという点ですごくよい状況だと思います!就労ビザも他国に比べたらかなり取りやすいようですし。ワーホリビザは応募すればほぼ確実に取れるとも聞きました(が、2017年から制度が変わるようですね?!)
一方、私がいるイギリスロンドンでは業界で働いている日本人の方はここ4、5年一定数のままです。(VFXに限ると10人前後?ゲームや映像関連の方を合わせるともう少し増えます)大都市の割に業界の日本人が少ないですが、イギリスやヨーロッパ方面の就職に興味があるという声もたまに聞くのでどういう状況なのかご紹介します。
海外就職タブ「イギリスワーホリでコンポジターとして働いた」記事に書いたことと一部重複していますが、最近の状況もこれらの記事を書いた時とあまり変わっていません。
ポイントとしては
・ロンドンは仕事はたくさんある
イギリスも政府が税制優遇しているため映画の仕事は常にあります。近年ではカナダに支社を作ってロンドンと分担・もしくはカナダに全てまかせてプロジェクトを進行させるイギリス会社も多いです。今後カナダの方が仕事多くなるんじゃないか?という声もありますが、特に映画は流動性が激しいのでなんとも言えません・・・が今はロンドン全体としては仕事は沢山ある状況です。
・スキルと職歴、最低限コミュニケーションを取れる英語力があれば、求人のタイミングさえ合えば日本人でもオファーは出る。
実際去年日本から応募してイギリスに就職した方が居ます。私はワーホリビザで現地に居た時、その後カナダで働いていた時イギリスの会社からオファーをもらいました。私の旦那さんは現地に入ってから就職活動をしてオファーを得ました。
・EU圏の人材はイギリスで働く・住むのに就労ビザが要らない。その点では日本人は非常に不利
これ、かなり大きいです。カナダはカナダ人以外ほとんどビザがないと働けないのと比べると特に。Brexitが本格的に始まったら少し状況は変わるかもしれませんが、今現在イギリスではVFX業界を含めEU圏の人材に大部分を頼っている業界も多いので技術職がすぐに大きく変化することは考えにくいです。
・イギリスの就労ビザって取りにくい?答え:No
上の条件のせいでイギリスは多くの人材をビザなしで賄えるため、「ビザサポートしてまで人材を得る必要性」が低くなります。
しかし、VFX業界は就労ビザのスキルドカテゴリに入るため比較的条件は緩めです。日本国籍であればスポンサーが居て書類さえ準備すれば比較的スムーズにビザのプロセスは進みます。Tier2:Generalカテゴリだと英語スキルが要求されますが専門職では要求されるレベルがかなり低いです。よく聞かれた時に言うのですが一番難しいのはオファーをもらうこと・・!
・ワーホリビザで(イギリスでの正式名称はYouth Mobility Scheme)来たくても確率の低い運まかせ
イギリスワーホリは年1000人抽選で非常に狭い門、完全に運。ワーホリで来れたとして、2年ビザが有効なのは非常に好条件だが、ポンド高のため仕事なしで現地で就職活動し続けるのは場合によっては厳しい(ネットで日本のクライアント相手に仕事をしたとしても、やはりポンド高の為余裕はあまりできないかも)
まとめると、条件としては難しめだが不可能では全くない!ので、イギリスやヨーロッパに行きたい!という人には是非チャレンジして欲しいです。
イギリス外で海外就職して豊富な経験がある方ならタイミング次第でチャンスは十分あると思います。ただこのような条件のため経験が浅い人、新卒の人には狭き門となるので(EU圏出身の人材に対して抜きん出るものが少ない)将来的にイギリスに行きたいとしても、イギリスに応募すると同時にカナダや他の国ににも応募するのをお勧めします。
私の場合、イギリスワーホリ時仕事は得ましたがコマーシャルやTVメインで、映画メイン会社には「君には映画の経験がない」と言われことごとく落とされました。モントリオールで1年半映画のみ、みっちり経験を積んでその後Dnegロンドンからオファーを貰えた経緯がありますので、ご参考までに!
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