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Thursday, September 27, 2018

[Nuke]Mergeノード:アノ繋ぎ方が駄目なわけ(もういっかい)。

Mergeノード:アノ繋ぎ方が駄目なわけ(もういっかい)。

記事書きかけながらふとデジャブ感があったのでログを辿ったら6年以上前に同じことブログ記事書いてました(笑)
が、このやっかいなヤツ、無くならないので改訂版として更にわかりやすく書きます。


この右側と左側のつなぎ、結果は同じになっていますが、右側は悪いやり方です。広まったきっかけは某非公式教書だと耳にしましたが、このやり方でやっている人は使うのを直ちにやめてください。同じMergeノードを使っての正しい方法は左側です。
大前提として、MergeノードはBとAをマージするノードであって、「ABどちらか片方に何も繋がってない状態」を作るために設計されていません。


なぜだめなのか:1
Nukeは「Bラインがベースとなる」という設計で作られたソフトです。特別な操作をしない限り、マルチチャンネル(rgba以外のdepthやmotionなど)もすべてB側のものを引き継ぎます。この画像を見ると左側はマルチチャンネルが下流まで引き継がれていますが、右側ではMergeの部分で断絶されているのがわかります。ノードのアイコン見ただけでわかりますね。


なぜだめなのか:2
Mergeをされる前の状態にしたいと思ってMergeをdisableすると、こうなります。


なぜだめなのか:3オマケ
放置されたいちばん大事なBラインに作業中誤ってなにかが繋がれてしまうリスクがある

右側のやり方でも対処法はあるし、大した問題じゃないんでは?と思う方がいるかもしれませんが、リアルに作業するスクリプトではどこまでもNodeGraphの構成が複雑になるのでこれは大問題に繋がります。

ので、左側のやり方を徹底しましょう!右側のやり方の人を見つけたらこの記事を見せてあげてください!(宣伝w)

ちょっと関連したマスクインプットの過去記事はこちら

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