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Friday, January 3, 2014

[海外就職]イギリスワーホリでコンポジターとして働いた その4 ロンドンで就活する現実編

イギリスワーホリでコンポジターとして働いた その4 ロンドンで就活する現実編
SOHO
(注:あくまでもコンポジターで就職活動した私と私が出会った人たちの経験に基づく印象なので、全てのケースに当てはまらない旨ご理解下さい)

イギリスワーホリビザ(正式名Tier5 YMS)を取得し渡英した時点で、日本からビザ無しで仕事アプライするのに比べかなり仕事探しのハードルが低くなります。VFX会社が一点集中しているロンドンではチャンスが多いですが、実際行ってみて運良くご縁で仕事を貰えたものの、厳しい現実も垣間見ました。

私はイギリス最初の1年は短期プロジェクト契約→延長または終了の繰り返しだったため、常に就職活動をしている状態でした。その時期も踏まえて実感したのは、就職活動するポジションや当人の経験にもよりますが、ロンドンのVFX業界は人気で就職競争率が高いということです。

ロンドンで仕事をしている/仕事を探している人の多くはイギリス、欧州諸国出身の人の割合が多く当然ながら彼らは就労ビザがいりませんそんな人たちがロンドンに集まって来ています。

私が実際に現地で会った人
・パリの業界で働くのが嫌で来たフランス人(土地柄ロンドンと近いので多い)
ローマでの業界仕事にポテンシャルを見出せなくて来たイタリア人
一度ロンドンで働き、自国に戻ったけど自国には仕事がないからオファーは無いけど仕事を探しにロンドンに戻ってきたポルトガル人
自国に仕事が無いのでとにかく仕事を探す為に来たスペイン人(スペインの若者失業率は50%以上)

それぞれ事情はありますが、こういう人達が自分と同じ土俵で就活しています。また、オセアニア諸国出身者も日本人に比べビザの点で優遇されてます。Tier5(YMS)の条件だけ見てもそれが明らかです。不利じゃないか!と言いたくなってしまいますがこれはイギリスの事情なので仕方なく、それでも日本人はまだビザの点で優遇されてるほうです。(どの国に対しても)

また、ロンドンでは半年以上の長期契約を貰うケースは大多数ではありません。数週間~3ヶ月のプロジェクト契約で会社を転々としている人も多いです。長期契約が欲しい場合、最初は短期契約で働きを認めてもらって...という段階を踏む必要がいる場合が多いでしょう。

これだけ書いて"厳しい"という事だけを伝えたいのではありません。
ロンドンはVFX会社の数が多いのに加え政府の税制優遇バックアップが強力になってきているので少なくとも向こう2,3年はこの業界はどんどん盛り上がっていくでしょう。ロンドン内だとどの会社も忙しくなる時期は大体同じで、そんな時期にはどこも人材を求めているのでチャンスが沢山あります。あとは、チャンスが来た時に引き寄せられるかです。

以上、ワーホリだけでなくロンドンで働く事に興味がある人にも参考になればと思います。

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