何度か過去に紹介した本書ですが、第4版が去年出たのをまた買ってみたので紹介します。Kindle版もあり。
記事を書いている現在日本語翻訳版は出ていません。第3版は翻訳版出ています。
これはソフトに特化した本でなく、合成テクニックの「考え方」の本です。
しかし、記事の内容を各ソフトウェアでどうやればいいか読者がわかるように書かれているので心配いりません!
私は既に第3版を持っているので、第4版で改定された部分をメインに読んだのですが「何が改定されたか、追加されたか」が目次の次にわかりやすく記載されてます。
全く新しい内容の記事:
- Working in linear
- ACES Color Management
- Light Field Cinematography
- Planar Tracking
- Creating Color Difference Keys
- Premultiply vs. Unpremultiply
- Deep Compositing
- VR Stitching
- 3D Compositing from 2D Images
- How Color Correction ops Effect Images
- Color Spaces
- Retiming Clips
- Working with Digital Cinema Images
- OpenColorIO
本の購入者は、サンプルデータをダウンロードして実際ステップバイステップをやってみることができます。(私もサンプルデータダウンロードして遊びました)
本 全体の比重としては、コンポジットの実作業でよく使うテクニック(キーイング、スピル、エッジ処理、画像処理の基礎知識、3D機能の基礎知識etc.)に 重きを起きつつ、最新の技術(VR, ACES etc.)を知識程度にさらっと紹介している感じでバランスがとれていると思います。コンポジター初心者の鬼門プレマルチプライが今回の改定で詳しく説明 されているのが良いですね。
私のように第3版を読んだ人には第4版は知識のリフレッシュ程度になるかもしれませんが、個人的にはLight Field Cinematographyをもう少し調べたいと思ういいきっかけになりました。
買ってみました!!
ReplyDeleteとても勉強になってます、穴が空くほど読み尽くしたいと思います!!
ありがとうございました。
これからの更新も楽しみにしています。
三好さん
ReplyDeleteお役に立てて何よりです!忘れた頃に振り返って読んでまた為になるような本なので大切に読んでください(^^)