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CG study (After Effects, Nuke, Maya...), English study and more.
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Sunday, February 27, 2022

[VFX][CG]どうすれば上手くなれるのか?その2 フィードバックをもらう!

どうすれば上手くなるのか?シリーズ第2弾です。

その2 フィードバックをもらう!

今までのキャリアを振り返って、個人的にスキルアップに1番貢献したであろう要素を振り返ると・・・

成果物に対するフィードバックをもらうことです。


フィードバックといっても色々な形がありますが、一番多いのは仕事での上司からの修正指示(主にデイリーで)ですね。

その他にも

・同僚に意見を聞く

・自主作品ならネットで意見を聞く、ショーケースサイトに作品を投稿してコメントをもらう

・・などがあると思います。


あなたの経験値やレベルが何であろうとも、良いものを作るのに、主観的な判断基準だけでは不十分な場合が殆どです。自分が好きで作って誰にも見せる予定がない個人プロジェクトならまだしも、お客さんの為に成果物を作るという仕事上、異なる視点(人間)の意見を聞いて改善点を探すと言うのは非常に大事です。そして、効率よく、限られた時間の中でできる最大のことをして成果物のクオリティを上げる、というスキルを持っていることが「上手い」人の要素の一つだと思います。


自分が一生懸命こだわった部分や、「ここがうまくいかない」と悩んでいた部分。他人に見せるとそもそもこだわる場所がズレてる、ズレていなくてももっと全然違う改善方法がある、と指摘された経験はありませんか?私はあります。フィードバックをもらう立場としてもあげる立場としても。

フィードバックもらい続けると、「してくれた人の視点」がだんだん「自分の視点」に自然と加わっていき、その改善された視点で成果物を作っていくことが出来るようになります。

アーティスト職で就職を目指している学生さんの場合は、積極的に先生や仲間、ネットの世界でフィードバックをもらってください。

繰り返し「ここを直して」と言われ続けると、結局根本はいつも似たようなことを言われていると気づくと思います。また、何度も同じことを言われる場合、それが自分が苦手な部分だと気付くもの重要です。


具体例を少し。実写合成をするコンポジターの私の例で言うと、フィードバックはこのパターンに集約されることが多いです

・CGのコントラスト具合・ライティングが実写プレートに合ってないのを合わせる

・CGが悪い意味で完璧すぎて実写プレートに馴染んでない。光の反応具合、シャープネス、繰り返しテクスチャパターン、オブジェクトの形などをコンポジットで「壊す」

・CGに複雑性や密度が足りないので実写ライブラリプレートを混ぜる(FXに対してよく言われる)

・DMP(マットペイント)に動きがなくて「一枚絵」感が強いので、動きを加える(葉っぱのスペキュラーの煌めきなど)

・視線誘導。ライトの強さ、色の強さ、などを視線誘導の為に変更する


これらのパターンに気付き出すと、自分が制作する際何に注意すれば良いのかがわかってきます。

私は映画「シンデレラ」でフルCGキャラドアップのショット、魔法キラキラのショット、CGをこっそり馴染ませるだけのショット、画の全体70%をマットペイントが占めているショットなど・・・映画クオリティでいろんな種類のショットやる機会があり、上の具体例パターンに「あっそういうことか」気付いていきました。ターニングポイントとなった作品です。



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Monday, January 24, 2022

[VFX][CG]どうすれば上手くなれるのか?その1 良いものを観る!

今回は、VFX/CG業界で働きはじめてから、個人的にずーっと考えていて、これからもきっとずっと答えが出ないテーマについて掘り下げて書いてみようと思います。

一体全体どうすれば上手くなれるのか?

担当ショットが上手くいかない。ボスも色々指示してくれるけどいまひとつ「良い感じ!」というレベルに行けていない。帰宅中も家に帰っても悶々ショットのことを考えて、「あの上手い人ならどうするだろう?」と考えたり。「センスの問題?!」とか色々考えたり。

もちろん、こうしたら良い!という絶対的な答えはありませんが、私が「上手くなること」を意識せずともやったことで、今振り返るとスキルアップに貢献したであろうものを1記事1テーマに絞って紹介したいと思います。ソフトウェアの使い方に関しては、他記事でたくさん書いてあるのでこのテーマでは触れません。

私は今はコンポジターとして働いていますが、作業内容が違っても同じ業界の方やクリエイティブ系業界の方にも共有できる内容だと思います。

その1 良いものを観る!

なんだかありきたり・・と思うかもしれませんが、良いものをたくさ〜〜〜んみて、素晴らしいものは何度も見て、研究する、まで込みです。これを繰り返すことによって、何が「良い」クオリティをもたらすのか?が感覚的にわかっていくと思います。私は映像作品においては、「動きやカット繋ぎの気持ちよさ」なども注目してます。

私のキャリア初め数年はTV/コマーシャルメインメインで2Dアーティスト(+3Dもちょっと)として働いており、(写実系、モーショングラフィックス系、色々)、自分でリファレンスを集めまくりました。また、当初から海外で働くことへの憧れがあったので、海外スタジオの作品をかなり集めました。ただこれは、「仕事のため」というよりも、純粋に「良いものを集めておいていつでも観れるようにしてニヤニヤしたい」というコレクション魂からくるものでした。

今でこそ、Youtubeなど動画サイトで検索すればいろーんな作品が観られますが、私が新人だった当初はそんな素晴らしいものはなかったので、私が集めた「良いもの作品リソース」を紹介します。

Stash Magazine(コマーシャル作品が多め)

私の新人当時はDVD版だったのでアメリカから直接ネットで購入しました。
今はサブスク制で見放題のようです(30日間無料)!DVDをリッピングして「マイ厳選ムービー」だけ集めてさらにDVDに焼いたりしてました。いろんな作品に多用されてるこの効果はなんだ?と思ってそれが「ビネット(vignette)」効果と知ったのもこれらの作品からです。
お気に入りの作品の一つを紹介


Shots (コマーシャル作品が多め)
これは当時私がいた会社が購入したVHS?で会社で観てたと思います 選りすぐりの海外のコマーシャルが収録されています アイデアとか、カラリストのテイストとか、演出の仕方とか、日本のそれとは全然違うのをかなり感じたのを覚えています。
今は「Source」というサービスと提携(?)して有料でフル情報アクセス、ダウンロードなどできるようですが、無料でもかなりのデータをオンラインで閲覧できます。
この記事のためにサイトを見て発見したVFX賞をとった作品を紹介します VFXもよくできていますが・・・やっぱりアイデアですね!最後のキャプションは「(間違ってるのが私かも?と)心を開けば世界は良くなる」です


Director's Label (ミュージックビデオ)

監督ごとのミュージックビデオを集めたDVDシリーズです。これは、発売当時は日本の本屋・音楽ショップで売ってましたが、今日本で売っているところを見つけられませんでした・・中古ならどこかであるかもしれません。Wikipediaにトラック情報があるので動画サイトで各曲を検索すれば大体ビデオが見られると思います。ミュージックビデオを観るのも個人的に好きなのですが、このDVDに入っていた作品の一部は本当に印象に残っていて、今見てもクオリティが高いと思います!

その中でも初めて見た時ぶっとんだミシェルゴンドリー監督作、カイリーミノーグのビデオを貼り付けます。

めっちゃ解析してる人のビデオも発見しました!コンポジター目線で面白い
2週目以降カイリーが重なりすぎるところは一部動かされてるのがわかりますね
エッジのアラがちょいちょい露見しますがめちゃくちゃ作業たいへんだったと推測できますし作品として良いのでそこまで気になりません!


Director's Labelに入っているものだけではないですが、私の中のミュージックビデオベストのYoutubeプレイリストを作ったのでシェアします マドンナの「Bad Girl」は自分の中で歴代N.O.1ミュージックビデオかもしれません

https://www.evanerichards.com/ (映画の静止画を集めたサイト)














いろんな映画作品のサムネイル集が、撮影監督情報とともに記載されています
自分の好きなテイストの絵を探して、どうして惹かれるのか、どこに惹かれているのか、なぜそうさせるのか、と考えてみるといいかもしれません
だいぶ前このサイトにある「アンナカレーニナ」の切り取りを模写したので掲載します 上側が本物、下が私が模写したものです。後ろのランプが絵のアクセントになってるな、リムライトとして効果的だな、など見ただけでもわかりますが、模写すると文字通り手に取るように感じ取ることができます


















画集・写真集
自分の作業が煮詰まった時に目をリフレッシュさせるために見たりします。
紙媒体だと本当にモニターから一旦目を背けられるのでいいですね。
自分が作業している絵のジャンルと違っても、「目線の持っていかせ方」「奥行きの出し方」など、参考になるものはいっぱいあります。「スタートレックビヨンド」の仕事をしている時にスターウォーズのコンセプトアートを良く見ました。コンセプトアートはその性質から、意図した演出が誇張される傾向があるので分析がしやすいです。
ちょっと前のですが最後に買った画集(コンセプトアート集)はこちら


美術展
これは、ほぼ趣味のため、ですが、間接的に仕事をする上で感覚を磨くのに役立ってはいると思います。最近行った写真を貼ります ロンドンは美術館が多く、無料展示もかなりあるので見所が多いです。油絵なんかは原画を生で見るとストロークがわかりやすく、作者の作業工程が目に浮かぶようです。
北斎はコンポジションが好き
レンブラント 晩年の自画像のほうが若いときのよりタッチが荒くて味があって好き

天文写真展 日本が恋しくなりました

言わずと知れた名作!現場でスケッチしました

私は画作りに近いコンポジターというポジションなのでこのような作品のご紹介となりましたが、例えばモデリングをする方だったら彫刻や模型、アニメーターならリアルな俳優の演技を参考にするなど・・考え方として参考にしていただければと思います。


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