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CG study (After Effects, Nuke, Maya...), English study and more.
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Friday, February 17, 2023

[海外就職] 日本生まれの日本育ちがイギリス現地会社に就職した方法!

 


今回は、イギリスのVFX会社にコンポジターとして就職した履歴をご紹介します。

長くなってしまいましたが一気に書いたので勢いで1記事として載せちゃいます!


はじめに:何故、イギリスなのか?

日本でCG専門学校に行く前から、そして、日本で就職してからも、私の目標は海外でハリウッド映画の仕事に携わることでした。当時、ハリウッド仕事と言えば!のアメリカはビザ的にも敷居が高かったので(私は大学出ていません)、他の国も視野に入れる事に。その頃、イギリスは色々なVFX会社が台頭して来ていて、そんなところでイギリスワーホリビザ(YMSビザ)に当選し、コンポジットの強いDnegロンドンに憧れるようになったのでイギリス会社を目指すことに。島国で歴史の深いイギリスも個人的に肌にあってる感じがしました。


ビザの履歴に関してはこちらの記事をご覧ください。


1.日本から応募しまくる

日本で働きながらオンラインや郵送(!)で世界中の会社に応募しまくりました。デモリールを更新するたびに同じ会社にも応募していましたが、まったく手応えなし。私の職務履歴はリクルーター目線では認識できない日本のプロジェクト。採用担当者にとって私のレジュメが全く魅力的でなかったのでしょう。もちろんデモリールで自分が頑張れる点も沢山ありますが、かなり壁を感じました。

シーグラフ2009に行った時も、渡米前から直接メールで「シーグラフに行くのでお話しできませんか?」と色々な会社にコンタクトをとっても特に返事は来ず。ジョブフェアーも玉砕。憧れの会社のひとつ、Digital Domainのブースにも行きましたが玉砕。ジョブフェアーで私のNukeの実務経験が無かったのが弱いと痛感したので、まず日本で実務経験を得ようと強く心に決めました。


日本でNukeの実務経験ができる会社さんで働きながらも、オンラインで応募をし続けました。ごく稀に返事が返ってきても、「今あなたはどこに居るの?」「日本です」という会話でやりとりが終了。


2.ワーホリでイギリスに飛び出す!

2年有効のワーホリ(YMSビザ)に運よく当選し、渡英することに。渡英前から、そして渡英後も、イギリス会社に応募しまくりましたが、特に良い反応は無し。

渡英して1ヶ月ごろ、ここで!一緒に働いたことがあって、ロンドン在住コンポジター友人Sちゃんから神のひとこと。「シズ、私が前に働いた会社から仕事の連絡が来たよ。私は行けないからシズを紹介しようか?」もちろん二つ返事で「お願い!」。そこで初めて働けたのが当時のThe Mill TV/Film (今のMilk Visual Effects)でした。


3.初めてのイギリス仕事!

最初の仕事オファーは1週間でした。会社からしたら、全くパフォーマンスが分からない人材を雇うんですから、わかります。それにしても短すぎるけど(笑)これは、ワーホリで現地にいたからこそ得られたオファーです。日本から応募だったら無理でしたね。最初のお仕事は実写TVシリーズのコンポジットでした。最初の契約は少しずつの延長、延長を重ね、最終的に3ヶ月くらい?働いたと思います。日本では、Nukeの実務経験はCGアニメーション作品のみだったので、この当時、仕事から帰ってから実写コンポジットのスキル勉強をしていました。(LinkedInのスティーブライト師匠シリーズ)やっぱり実務やりながらでないとその関連スキルを得るのは難しいです。


4.続けるのが難しい!

当時、The Mill TV/FilmMillコマーシャルは同じ会社だったので、コマーシャル部門でも単発のお仕事を貰えました。ここで、当時コマーシャル部門のヘッドだったHugo GuerraのNukeチームに参加。コマーシャルだけあって、臨機応変で早い対応が求められる現場でしたが、めちゃくちゃ色々勉強になりました。TV/Film部門とコマーシャル部門をいったりきたりを繰り返し、映画「レ・ミゼラブル」に参加して、かたち的には一旦「ハリウッド映画に参加」という目標を達成しました。しかし、単発仕事の連続で継続の限界を感じ始め・・・。




5.働き続けるために、動く。

この時点でワーホリ1年経過、運よくかなり良い経験をさせてもらっていましたが、私の目標は単発仕事の連続でなく「海外で就職」すること。このままだと「ワーホリでいい経験して終わって帰国」になる未来しか見えません。一旦「映画仕事」の優先順位を落とし、長く務められる機会を探すことに。The Millに就労ビザサポートしてくれないか、と相談しましたが、イギリス風に遠回しに断れられました。(もちろん重要ポジションだったら可能性はあったと思います)

そこで、当時MPC Advertising (コマーシャル)で長く働いていた知人Mさんに私を紹介して頂けないかお願いしました。Mさんは快く紹介してくださり、ワーホリ1年経過したところでMPCコマーシャルで働くことに。


6.長めに働けそうになってきた!

MPCコマーシャルでも、最初は短い期間のオファーでしたが、少しずつ延長の期間が長くなりました。この現場は、オンラインルームで常にクライアントが横に居る、という状況。仕事中イヤホンなんか付けられませんし、いちコンポジターとしてもある程度はお客さんと円滑なコミュニケーションをしなければいけません。コマーシャルのクライアントは英語ネイティブのイギリス人率が高いので、この現場で英語力がかなり上がったと思います。


7.状況一変

MPCコマーシャルで半年が経った頃、就労ビザサポート視野に入れて貰えるか、会社に相談しようかな・・?と思っていました。そんな時、旦那さんからカナダ、モントリオールの会社で仕事のオファーを貰ったと連絡が。当時、ちょうどMPCもモントリオールに支社を作ったばかり。モントリオール支社では、映画仕事専門です。これは映画の経験を得る機会だと切り替えて、MPCに相談してロンドンコマーシャル部門からモントリオール映画部門に移動させてもらいました。こうして私のイギリスワーホリは1年半で終了しました。


8.カナダで映画に集中

私が移動したMPCモントリオールは当時、支社を作ったばかりで、色々なところから人が集まって来ていました。会社としては歴史があるものの、モントリオール初めての人も多くて、スタートアップ感があって、ワイワイごちゃごちゃしてて(笑)楽しかった!ここでは映画の経験を積むことに集中し、積極的にアピールして良いショットをもらえるよう意識しました。1年半在籍し、映画のショットが自分のデモリールに貯まりました。MPCならでは、大きいタイトルの映画が多いので、私のレジュメやデモリールも見栄えして、この時点でやっと、就活が楽になりました。(新卒で日本で就職してから12年ほど経過)


9.やっぱりイギリス

デモリールも充実して来たので、この頃から、イギリス就活再開することに。この業界、「あの会社が募集してる」などの情報は口コミが多いです。友達から「Dnegが募集してるよ」と聞いたので、リンクドイン経由でDnegの採用担当者に直接連絡を取ることに。(絶対もらいたい仕事は会社の公式応募ページからアプライしてはいけません。他の応募者と一緒に埋もれるので。)トントンと話が進み、電話面接することに。仕事中に会社の玄関近くで電話オンリーでの面接をコッソリとし(笑)、めっちゃ緊張しました。Dnegからオファーをもらったタイミングと、旦那さんの仕事の契約終了のタイミングがほぼ同じだったので、2人で一緒に渡英することに。


10.やっぱり契約が短い

憧れのDnegからもらったオファー、契約交渉の時点では期間は4週間!でした。「カナダからイギリスに引っ越すのでもうちょっと長くなりませんか?」と交渉したら、「そうね・・じゃあ6週間で。」と。少なっ(笑)リスク取らないと得ることもできないので、とりあえず、渡英することに。今回はワーホリでなく、就労ビザ。会社がビザのスポンサーなので、契約の終了=イギリス退去です。最初の半年は数週間単位の契約延長が続き、「イギリス退去」の恐怖のストレスがすごかったですが、ある時点でふと「もし契約終わっても会社の仕事量のせいで私のせいじゃない」と思うようになり、吹っ切れました。ただ、自分でできる最高のパフォーマンスはしようと努力し、マネージャーと面談する度に「ここに残りたいです」とアピールしました。


11.現時点で最後の就活

なんだかんだでDnegに2年ほど在籍した頃、期間契約でないフルタイム(社員)のオファーが貰えました!フルタイム契約は期間契約よりは良いですが、リストラで切られてる人を結構見たので「絶対安心」ではありません。この時点で正直ちょっと長期気が張ってた疲れが出たのか慢性的にゆるーーくエネルギー切れし始めました。在籍中にリード仕事も経験。コロナ以降多くの会社に起こったことですが、一時的に先の見通しがあまり良くなくなったので、「イギリスに居れる事」を最優先したくなった私は、長い期間契約を書類上は保証してくれたMPC  Episodicに移籍することに。Dnegには結果6年居ました。(他の会社と同じく、今はDnegもコロナ直後より状況は良くなっています)私の元DnegマネージャーがMPC  Episodicのエグゼクティブだったので、面接ややりとりはスムーズでした。MPC在籍中に永住権取得。


あとがき

以上です!似た立場の人ってどんな就活経験をして来たのかな?と気になるのですが、まずは自分の経験をシェアすることにしました!


ご覧の通り、就活の重要ポイントは「紹介」でした。雇う方からしても、リスクが少ないですよね。紹介してもらった友人には感謝感謝です。ただ、紹介してもらうためにはそれなりのスキルやパフォーマンス、やる気が無いとダメなのでここも重要です。以前、元同僚から「僕の知人をあなたの会社に紹介してくれない?」と頼まれましたが、全く知らない人だったので断って、採用担当の人の連絡先だけ教えました。紹介する方にもある程度の責任があるので、申し訳ないけど何も知らない人を紹介できません。仮にすごく良い作品を見せてもらっても、その人となりを全く知らないと、会社に紹介するのは私は難しいです。紹介してもらえる知り合いがいない、という場合は、作品を携えて、まずは「就活の相談にのってもらえますか?」などコンタクトしてみるのはありだと思います!


色々書きましたが参考になれば幸いです!




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Monday, July 4, 2022

[Nuke][VFX][海外就職][海外生活]質問箱つくりました!

 Blogご支援のお願いを始めてから応援メッセージと共にご支援をくださった方、ありがとうございます!また、そうでない方も「ブログ見てます」と言ってくださる方がちらほらいて、ありがたいです。

感謝の意も兼ねてTwitterと連携させた質問箱を作ってみました。

Nukeコンポジット/海外就職/イギリス生活/趣味のことなど質問どうぞ。質問でなくでもBlog記事のリクエストもあればどうぞ。

Nukeで詳しくない(涙)のはpythonやコーディング、カラーマネジメントなどですのであまりお答えできないかもしれませんすみません!(会社では専門の方がやってくださるので。)



Sunday, June 26, 2022

[海外就職]イギリス永住権取得までの道!

嬉しさのあまりツイートしてましたが今週末にイギリス永住権が取れました

経緯とアプリケーションのプロセスを紹介したいと思います。

女王戴冠50周年お祝いムードの6月頭


永住権はイギリスでは「Indefinite Leave to Remain」ビザと呼ばれますが、最初leave to remain?「残るために出る?」は???となりましたが、固い英語で「leave」は「許可」という意味らしいです・・。


各国と同じく永住権にも色々種類がありますが、私は「Tier2 Generalビザ(現「Skilled Worker」)で5年を過ごすと応募条件を満たす」カテゴリでアプライしました。


私のイギリス滞在歴はこんな感じです(在英計8年半)

職業:VFXアーティスト(Tier 2のビザ職業カテゴリ「Graphic Artist」)

2012.4月-2013.11月 Tier 5 YMSビザ(通称ワーホリ)- 1.5年

2015.5月-2017.5月 Tier 5 Creative & Sportsビザ -2年

2017.6月-2022.6月 Tier 2 General ビザ(この途中で一度雇用主変更)-5年

2022.6月 Indefinite Leave to Remainビザ(永住権)取得


上の通り、Tier 2ビザで過ごし始めた2017年5月までの歳月は、永住権申請にカウントされません。別の永住権カテゴリでイギリス滞在10年以上、という条件で応募できるものがあり、その際は全ての滞在期間がカウントされますが、さらに時間がかかるので私はこちらは選びませんでした。



私が応募したカテゴリではさらにこのような条件があります:

・5年間のイギリス不在期間が長すぎないこと(詳しい計算方法は移民局サイトにあり

・給料額

・引き続き雇用される見通し


今までの就労ビザと同じく私がメイン申請者、夫が配偶者という形で2人分同時に申請しました。


[用意した書類]


私:

・現パスポート、過去イギリス入国に使った古いパスポート

・BRPカード

・直近の給与明細とその額がきちんと記載されている銀行の残高証明

・現雇用主からのレター(今後も雇うという一筆、ポジション、給与、ビザ職業カテゴリ、イギリスを離れる際に使った有給・無給の履歴)

・前雇用主からのレター(イギリスを離れる際に使った有給・無給の履歴があればよかったが、当時のポジション、給与、雇われていた期間なども書いてもらった)

・移民局が各提出書類の確認のために個人情報にアクセスしても良いという一筆にサインしたもの


夫:

・現パスポート、過去イギリス入国に使った古いパスポート

・BRPカード

・直近過去2年私と一緒に住んでいる証拠としてカウンシルタックスの請求書(2人の名前宛になっているもの)

・求められなかったけど結婚証明として日本の戸籍謄本に翻訳をつけたもの。とりあえず提出しました



これに加えて、私、夫共にLife in The UK」というイギリス国民クイズ!みたいなテストと移民局に認可された英語テストヨーロッパ言語基準CEFRのB1レベルをパスする必要がありました。英語テストは英語圏の大学を出たりすれば免除されますが、私たちは該当しないのでGESEというテストを受けました。B1レベルは低いので楽でしたが、Life in the UKテストは勉強せずに受かるテストではなく、6週間くらい勉強して苦痛でした笑

Life in the UKテスト勉強 集中しやすいのでカフェで。


Life in The UKの勉強をしての収穫は、ちょっと食わず嫌いだったネットフリックスシリーズ「ザ・クラウン」を観るきっかけになって、観始めたらどっぷりハマったことです笑


アプライは基本全てオンラインで。書類もオンラインでアップロード。最後のプロセスとして指紋採取、写真撮影、パスポート現物見せなどをSopra  Steriaという委託会社でする必要があり、ブッキングが必要です。

私は手続きは全て自分でやって移民弁護士さんには頼みませんでしたが、現雇用主のイミグレに詳しい方や最近永住権を取得した友達にちょいちょい質問してお世話になりました。


お金がものをいうわかりやすいイギリス。スタンダード申請だと結果が出るまで最大6ヶ月かかります、が!+500ポンドで5営業日以内、+800ポンドで次の営業日に結果が出るというオプションが用意されています!実際ほぼ6ヶ月待った友達を知っていますが私は6ヶ月待つのは嫌だったので1人当たり+500ポンド払いました・・・。このオプションで、Sopra  Steriaのアポイントメントから3日後の土曜日にビザがアプルーブされたとメールが来ました!


VFX業界・・だけではありませんが、この業界は一定期間の雇用契約を結んでいても、正社員であっても、「始まるはずのプロジェクトが押してるから」「予定が変わったから」「人員削減しないと・・」と、突然契約が終了することがザラです。個人的に2015年は短期契約延長の繰り返しばかりで、自分で選んだ選択とはいえ、最短1週間単位で契約延長があったり、「突然イギリスを出なきゃいけなくなるかも」ストレスがすごかったです。 2020年はパンデミックのためロンドンの会社もコントラクト終了/正社員リストラがあちこちでありました。永住権があればもしそんなことがあっても慌てて次の雇用主を探さなくてもとりあえずイギリスには居続けられるので、それだけでもグッと気が楽になりました!!!!!あと就労ビザサポートしない(できない)中小会社も将来の選択肢になるのも嬉しいですね!

Friday, May 27, 2022

[海外就職][etc]お仕事紹介 :「Prehistoric Planet」

 一年前にDnegからTV・ストリーミング番組制作専門のMPC Episodicに移り、ずっとこの作品に関わっていました。

Apple TV+ オリジナル作品で、サービスに加入している人だけ視聴できるので残念ながら一般公開ではないですが、トライアル期間やApple製品購入特典で一定期間視聴可能ですので興味のある方は是非観てみてください。

Jon Favreau氏がエグゼクティブプロデューサー、MPCのVFXスープは映画Lion KingのElliot Newmam氏と、Lion Kingドリームチームの再編でした。ナレーションは「Blue Planet」でもおなじみのSir David Attenborough氏です。

私はLead compositorとして初期段階のルックデブ、ワークフローの決め込み、他部署チームとのやりとりを主にしていて、ショット後半作業はアーティストの皆さんにお任せしました。フルCG水中ショットのシーケンスがいくつかあり、水中撮影の方法や現像の仕方、水中での光の減衰など基本を知る必要もあり、個人的に勉強になりました。また、この作品のチームではNuke Studioを使う機会もよくあり、私は実務での使用経験が初めてだったので、ソフトウェアスキルにも繋がりました。

Apple TV+オフィシャルYoutubeチャンネルでトレーラーや一部本編が観られます!


 

担当したシーケンスのひとつ

Monday, February 14, 2022

[海外就職] ハリウッド映画制作こぼれ話

未だに思い出すエピソードです (画像クリックで等倍で見られます)



Tuesday, May 11, 2021

[Composite]デモリール更新

2、3年に一回恒例のデモリールを更新です。 パスワードをかけなさいという会社の要請があるので、お手数ですが興味のある方はshizuka67[アットマーク]gmail.comまでパスワードのリクエストをお願いします。 

収録作品:
グレイハウンド
ワンダーウーマン1987
アベンジャーズ インフィニティーウォー
スタートレック ビヨンド
アサシンクリード
シンデレラ



Monday, April 19, 2021

[VFX][海外就職]ビデオ紹介:業界の悪い部分も語ろう!

個人的に凄く興味をもって2時間ぶっ続けで聞いたビデオを紹介します。
VFX・アニメーション業界の悪い部分を語り、どうすれば良くなるのか?どういう心構えでいればいいのか?これからの問題提起など、建設的なディスカッションです。

''Let's talk about finding your voice, communication, arguments, ageism, crunch time and unions''
(皆で話そう:自信を持って意見を言う事/コミュニケーション/議論/年齢差別/クランチタイム/労働組合)




Hugoは私の元上司、Debraは私の元マネージャーなのもあって親近感を持ちながら観ました。
1:17:50あたりで「あなたの仕事は他の部署の尻拭いをしていると思うか?」という質問に2人が「コンポジターなので、まあ、はい笑」と言ったところで笑いました(笑)(スケジュールのしわ寄せがアーティストに降りかかるなど、作業以外の話もしています)


完璧ではないですがYoutubeの字幕ONにすれば英語の字幕は観られます。
ビデオ概要欄にあるインデックスの訳だけ私が下にしました。

00:06:42​ - Do you find it difficult to find your voice?:自分の意見を言うのが難しいと感じるか?
00:10:24​ - Artists sometimes lack the courage to speak:アーティストに意見を言う勇気がないことがある
00:13:06​ - Fear of losing your job:仕事を失うという恐れ
00:13:31​ - People in authority positions are not always right!:偉い人の意見がいつでも必ず正しいとは限らない
00:15:06​ - We all started with poor communication skills: 誰だって最初はコミュニケーションスキルが無い
00:17:00​ - Different cultures have different ways of speaking out: 文化の違いによって意見を言う方法に違いがある
00:20:28​ - Behavioural problems in the industry: この業界での一般的な仕事に対する態度の問題
00:23:33​ - You have the power to remove yourself from a bad situation:あなたには悪い状況から抜け出す力がある
00:26:15​ - The culture of crunch time: クランチタイム(締め切り前の佳境期間)の文化
00:28:22​ - Having a film or a stream in the BG while working debate:仕事をしながら映画やゲーム実況を見る事について
00:32:51​ - Some artists need distractions to focus: 仕事に集中するために、あえて気を散らす必要がある人もいる
00:35:07​ - Sometimes we can’t be creative in the morning:朝にクリエイティブになれない時もある/人もいる
00:40:54​ - How do you find your voice?:どうやって自分の意見を考える/まとめる/伝える?
00:43:22​ - Dealing with arguments and discussions:論争や議論の対処の仕方
00:45:46​ - Sometimes arguments are inevitable:意見の相違が不可避なこともある
00:49:46​ - Sometimes losing your job is good!:仕事を失う事が良いこともある!
00:56:09​ - Sometimes company are complacent:会社はあなたの意見を真剣に聞かないこともある
01:00:05​ - Read your contracts!:契約書を読め!
01:11:10​ - Are company too rigid:会社の仕事環境構成はお堅いのか
01:20:31​ - Upper management should also improve their ‘voice’ with clients:重要なマネジメントポジションの人はクライアントに必要な時意見をいうスキルが必要
01:25:42​ - Age discrimination in the industry:業界の年齢差別
01:39:34​ Leads should have management training:リード職はマネジメントスキルのトレーニングを受けるべき
01:43:38​ - Do Unions help your industry:労働組合はこの業界に有益か
01:53:41​ - We never talk openly about your issues in the industry:人々が業界の問題についてオープンに話さないという状況

Sunday, November 1, 2020

[海外就職][Composite]リードコンポジターの仕事内容


プロジェクトによって構成は変わります


ここ1年ほど私がガッツリ役職として携わっているリードコンポジターの仕事内容を紹介します。


リードコンポジターの仕事内容は、会社・プロジェクトの規模(映画かそうでないかも含めて)・直属の上司(=コンポジットスーパーバイザー)の意向によってかなり変わるので、私の例として、参考程度に読んでください。

大雑把にまとめると、リードコンポジターの仕事は
コンポジットスーパーバイザーのアシスタント的存在
となって、スーパーバイザーがより重要な案件に集中できるようにする、です。

私が今直接一緒に仕事をしていて、ずっとよくしてもらっているコンポジットスーパーバイザーはかなりリードを管理に関わらせるタイプで、色々なミーティングにリードを参加させます。他の部署のスーパーバイザーや他のコンポジットスーパーバイザーはここまでしない人が多いです。
これは彼なりのリードに対する教育でもあり、彼自身の為(仕事の分散)でもあります。


私が今やっている具体的な仕事内容
コンポジットスーパーバイザーと一緒に、もしくは分担してやるものが多い)

・プロジェクトの初期に全体スーパーバイザーが各ショットの説明、どのように各部署が対処するか話し合うセッションに参加する(briefing session)
・プロジェクトの初期に方法論やガイダンスを考え、Nukeテンプレートやプロジェクトwikiページを作る
・プロジェクトの初期にroto/prepスーパーバイザーが発注する内容に対して彼/彼女が
不明点があれば一緒に確認する(roto/prepは結局コンポジターの為に行われるので)。
・別部署スーパーバイザー/リードと技術的な方法論のやりとり、トラブル対策のやり取り
・新しくチームに参加したコンポジターにこのチームで、プロジェクトで、知っておくべきことを説明する
・コンポジターのタスクの割り振りを考える(assignments)
・タスクを割り振った後ショットの説明をコンポジターにする、上司からのフィードバックを説明する(briefing)
・週のタスク目標ミーティング参加 各ショットの進行状況を各部署スーパーバイザーがアップデートする(target meeting)
・target meetingで別部署が何をやろうとしているか新しい情報が入ったらそのショットを担当しているコンポジターに知らせる
コンポジターが提出したものををチェックしてコンポジットスーパーバイザーに見せるかどうか判断する 見せる基準に達していなかったり別バージョンを作った方が良いときはコンポジターに打ち返す
・特に技術面においてコンポジターが行き詰まった時相談に乗る
・tech check(絵的に完成したものの品質管理)をしてコンポジットスーパーバイザーに見せるかどうか判断する。基準をクリアしていないものはコンポジターに打ち返す(キーイングのエッジ、カメラノイズの正確さ、異常なピクセル値、技術的なエラー、ノイズ多すぎCGをどうにかするなど)
・ショットを担当して自身でコンポジットもするが、普段は中難度・低難度のものを少しする程度。ガッツリ時間をかける必要のある難しいショットは必要最低限のアドバイスで自主的にどんどん進めてくれるシニアコンポジターに任せる。急ぎで発生した修正や簡単にできる新規タスクを引き取ったりもする。
・コンポジットスーパーバイザーが不在の時の代理(胃がキリキリする)

一番現在進行形で難しいと思うのはコンポジターが提出したもに対してどこまで打ち返すか判断するところでしょうか。
確実にうまく行っていない時や確実にうまくできるアイデアがある場合はコンポジットスーパーバイザーに見せる前に私が打ち返しますが、それ以外の曖昧な部分の時はスーパーバイザーに見せるようにしています。なぜなら図にあるように更に上に何層ものチェックが待ち構えてるからです。ここの判断のバランスが難しいです!

関連記事
コンポジットチームの分業例 (リードのところに「難易度高の合成」と書いてますが今現在のプロジェクトで私はその時間はないのでやってません」)

Sunday, October 14, 2018

[海外就職] シビア?な契約形態から悟ったこと

海外で映画向けVFX会社で働いていくにあたって、契約形態について自分の経験をイラストにしてみました。主にカナダ、イギリス、ちょろっとオーストラリアでの経験です(先にツイッターで流したもの)





全然違う雇用形態の方から見たら、ひょっとすると「シビアでドライで大変な世界!」と思われるでしょうか。
しかし、これらの個人的な経験を得て、特にイラストの「キツかった事」の時期あたりから悟りを開きました。
悟ったのは・・

この業界はそういうもん。

既に身に感じている人にとっては「当たり前じゃんっ!」となるかもしれませんが、自分で経験しないとなかなか本当の意味で実感できません。

悟りを掘り下げると・・・
・需要(プロジェクト)があるから雇われる。需要がもうない=契約終了。シンプル!
・VFX会社は下請けなので需要をコントロールできない(クライアント次第)。
・だから、不慮のことが起こって個人が慌ててもしょうがない。
・契約が終わるとしても、自分のせいじゃない場合の確率が圧倒的に多い。

イラストで描いた経験をしていた当時は必要以上に個人的に捉えたり、焦ったり、ストレスを抱えたりしてました。外国で会社スポンサーの就労ビザで働いている場合、一番のストレスは「仕事の終わり=国に居られる期限の終わり」になることです。万が一契約が予想より早く終わってしまった時、「忙しくなる時期を待ちながら現地で就職活動するか〜」というのができません。すぐ現地で次のスポンサーを探し、見つかれば良いですが、見つからない場合は国を出なければいけません。外国から引き上げるというのは大変なエネルギーがいりますが、それが自分の望んだ・予定していたタイミングでないなら尚更です。家族連れだとさらに考えることが増えます。

自分が「やりたい!」と選んできた業界に、このような環境がセットになっている状態。個人ができる対策としては「慌てないよう備えておく」か「業界を去る」かどちらかです。

私が備えとしてやっていることで、一番優先しているのは、いつでも就活できるようにデモリール(作品集)を常に最新の状態にしておく事です。デモリールは、会社にショットを申請してから実際もらえるまで時間がかかります。

あと、備えが一番の目的ではありませんが、間接的に備えに貢献しているのは
・やりたい事をマネージャー、上司にアピールする(良い仕事をどんどんもらえるように)。待遇や環境に不満や意見があればアピールする
・当たり前だけど振られた仕事は常にベストを尽くす。プロジェクトがないから契約終了と共に会社がまるっと人を減らすパターンが多いが、一方で、人員削減の際、同じポジションの人材から誰を減らすか会社が決めないといけなくなった場合、仕事ぶりの評価の悪い人は最速で候補に上がる
・業界の動向をざくっとでも良いので追っておく(どこの国が、会社が忙しくなっているのか?逆は?)
・ネットワーキング(最近は、私はかなりスローダウンしていますが、ワーホリ時代フリーランスで働いていた当時は積極的にしていました。イギリスだとパブ通い)

そして、こういう契約形態の業界だからこそ、雇われる側が契約を交わす時に交渉(給与額、期間、内容など)をするのが重要になります。そして、契約がはじまってからの途中解消をする権利は、雇われる側にもあります(事前通知期限など、個々契約内容による)。

今回、この記事を書こうと思ったのは、数年前だったらそれまでと同じように焦ってストレスを受けていたであろう出来事に、全く動揺しないまでは行かないけど、かなり落ち着いて距離をおいて状況を見られていた自分に気づいたからです・・・。でもやっぱり周りの人をみると、結構焦ってゴシップだらけになったり、慌てて別の国に引っ越しちゃう人とか今まで見てきました。

一番お伝えしたいのは、同じような環境で働いてまもなく、ストレスを受けている人たちに、「自分でできる事はやって、あとはどーんと構えよう、どうにかなったとしても死にゃーせん!」です(^-^)

ゲーム会社やCGアニメーション会社はまた契約形態が違ってくると思います。

Sunday, December 31, 2017

[etc]年末のごあいさつ&仕事紹介

年末のごあいさつを!

GoogleコミュニティNuke Users Japan引き続きよろしくお願いします!

今年は、良い意味で仕事中心すぎない一年でした。残業も今までに比べると一年を通して少なめ、週末出勤したのは一回!
ビザ更新のため&その更新がトラブったため日本滞在を延期して、4月から6月にかけて8週間という今までない休暇を過ごすことになったり。

今年は年の半分以上一つのプロジェクトに関わっていたので数は少なめですが、これらの映画に参加しました。

「ライフ」
日本ではあまり宣伝されなかったかもしれませんが。宇宙モノに初めて関わりました。意外と(?!)ストーリーも楽しめますよっ!


「ワンダーウーマン」
美しすぎるガル・ガドット様を堪能するだけでも見る価値のある映画!私の中ではシリアス版チャーリーズエンジェル的な印象でした。


「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」
絶賛製作中!キャプテンアメリカが誰かしばらくわかってなかったのは私だけ?(ヒゲ・・)年明けから納品に向けて忙しくなりそうです。




仕事以外では、今年の途中から社員になったので少し、生活の基盤を整えようと、今までのめっちゃちっちゃい「一時住まい」から引っ越しをしてやっっとまともな家に住みだしました。(国内引っ越しをしたのは実家を出てから初めて)
あとは年の後半は免許証取得に向けて勉強&練習してたのがメイン。技能練習は大分やりましたが最終試験は順番待ちがあるので来年です。

10月ごろ、普段バシャバシャ撮るように新しいカメラCanon g9x markIIを買いました。通勤中撮りまくってます。その中の写真を。



簡潔ですがこの辺で・・・みなさま良いお年を!

Friday, January 6, 2017

[海外就職]日本人にもチャンスはある!イギリスでVFX業界就職


明けましておめでとうございます!

実家近くで元旦の初日の出・・じゃなくて日の入り

はじめに、ご挨拶として昨年Google+コミュニティ Nuke Users Japanに書き込んで下さった方々ありがとうございます!これからも盛り上げていきたいのでよろしくお願いします。すごい方々が回答してくださってますよ奥さん!!質問・要望大歓迎です!

 最近業界関連の記事を書いてなかったので新年第一弾はイギリスVFX業界就職について。

 ここ近年ではカナダの業界に就職して活躍していらっしゃる日本人の方々がだいぶ増えていると聞きました。海外就職を目指している人にとってチャンスが増えているという点、人材の流動性が出るという点ですごくよい状況だと思います!就労ビザも他国に比べたらかなり取りやすいようですし。ワーホリビザは応募すればほぼ確実に取れるとも聞きました(が、2017年から制度が変わるようですね?!)
 
 一方、私がいるイギリスロンドンでは業界で働いている日本人の方はここ4、5年一定数のままです。(VFXに限ると10人前後?ゲームや映像関連の方を合わせるともう少し増えます)大都市の割に業界の日本人が少ないですが、イギリスやヨーロッパ方面の就職に興味があるという声もたまに聞くのでどういう状況なのかご紹介します。
海外就職タブ「イギリスワーホリでコンポジターとして働いた」記事に書いたことと一部重複していますが、最近の状況もこれらの記事を書いた時とあまり変わっていません。

ポイントとしては
・ロンドンは仕事はたくさんある
イギリスも政府が税制優遇しているため映画の仕事は常にあります。近年ではカナダに支社を作ってロンドンと分担・もしくはカナダに全てまかせてプロジェクトを進行させるイギリス会社も多いです。今後カナダの方が仕事多くなるんじゃないか?という声もありますが、特に映画は流動性が激しいのでなんとも言えません・・・が今はロンドン全体としては仕事は沢山ある状況です。

・スキルと職歴、最低限コミュニケーションを取れる英語力があれば、求人のタイミングさえ合えば日本人でもオファーは出る。
実際去年日本から応募してイギリスに就職した方が居ます。私はワーホリビザで現地に居た時、その後カナダで働いていた時イギリスの会社からオファーをもらいました。私の旦那さんは現地に入ってから就職活動をしてオファーを得ました。

・EU圏の人材はイギリスで働く・住むのに就労ビザが要らない。その点では日本人は非常に不利
これ、かなり大きいです。カナダはカナダ人以外ほとんどビザがないと働けないのと比べると特に。Brexitが本格的に始まったら少し状況は変わるかもしれませんが、今現在イギリスではVFX業界を含めEU圏の人材に大部分を頼っている業界も多いので技術職がすぐに大きく変化することは考えにくいです。

・イギリスの就労ビザって取りにくい?答え:No
上の条件のせいでイギリスは多くの人材をビザなしで賄えるため、「ビザサポートしてまで人材を得る必要性」が低くなります。
しかし、VFX業界は就労ビザのスキルドカテゴリに入るため比較的条件は緩めです。日本国籍であればスポンサーが居て書類さえ準備すれば比較的スムーズにビザのプロセスは進みます。Tier2:Generalカテゴリだと英語スキルが要求されますが専門職では要求されるレベルがかなり低いです。よく聞かれた時に言うのですが一番難しいのはオファーをもらうこと・・!


・ワーホリビザで(イギリスでの正式名称はYouth Mobility Scheme)来たくても確率の低い運まかせ
イギリスワーホリは年1000人抽選で非常に狭い門、完全に運。ワーホリで来れたとして、2年ビザが有効なのは非常に好条件だが、ポンド高のため仕事なしで現地で就職活動し続けるのは場合によっては厳しい(ネットで日本のクライアント相手に仕事をしたとしても、やはりポンド高の為余裕はあまりできないかも)


まとめると、条件としては難しめだが不可能では全くない!ので、イギリスやヨーロッパに行きたい!という人には是非チャレンジして欲しいです。
イギリス外で海外就職して豊富な経験がある方ならタイミング次第でチャンスは十分あると思います。ただこのような条件のため経験が浅い人、新卒の人には狭き門となるので(EU圏出身の人材に対して抜きん出るものが少ない)将来的にイギリスに行きたいとしても、イギリスに応募すると同時にカナダや他の国ににも応募するのをお勧めします。
私の場合、イギリスワーホリ時仕事は得ましたがコマーシャルやTVメインで、映画メイン会社には「君には映画の経験がない」と言われことごとく落とされました。モントリオールで1年半映画のみ、みっちり経験を積んでその後Dnegロンドンからオファーを貰えた経緯がありますので、ご参考までに!

Sunday, October 30, 2016

[海外就職] 変わっていったライフワークバランスに対する考え方

昼休憩

ツイッターのフォロワーさん間で最近話題になっていたので仕事と生活のバランスについて。
自身の経験を経たからこそ、今どのように考えているか書いてみようと思います。

日本で働いていた時は会社泊まり作業はしょっちゅうではないですが珍しいことでは無い時期がありました。(もちろん自身による経験不足故のパフォーマンスの悪さが大きな原因にもなっています)その後経験を少しずつ積んでいって自分比でパフォーマンスも上がり、オーストラリア、カナダ、イギリスの日本にいた時とは違う職場環境を経験し、同じ仕事内容でも少しずつ残業時間が減りました。さらに年齢もいい感じに(笑)なっていくと共にライフワークバランスについて次のように考えるようになりました。

仕事の時間、仕事外の時間、メリハリつけたほうがむしろ仕事の効率が良くなる
「もう少し作業進行追いつきたい」という自分の判断で残業や休日出勤をする頻度や時間ははだいぶ減りました。そもそもカナダでは残業代が出た(=会社にコストがかかる)ので自分の判断で残業できませんでした。海外は結構短期間でシビアに人員増減するので定時内に実力を認めてもらえるよう意識せざるをえない環境です。その後、イギリスに戻ってきてそもそも残業代が出ないのでダラダラ残業することが無くなりました。特に映画仕事だと自主的に残業しなくても締め切り前に必然的に残業要請が出るので(法律違反になるので強制では無い)、その時のために体力を温存します。こうしてできた仕事外の時間に思う存分自分の好きな事をしたり休んだりして、頭の中で「週末、昨日仕事から帰って遊んだ、映画を見た、友達と会った、いっぱい寝た・・・」という思いが精神的にも良い影響をおよぼして、むしろ仕事の効率が上がりました。私の場合は家に帰ってたまにチュートリアルや参考映像見たりするのでそれがきっかけで職場で作業効率が上がる時もあります・・。
 あと、繁忙期でもこまめなリフレッシュが大事。
人間の集中力は続きませんね・・・・特に気が散りやすい私は・・・昔は「忙しい!」という時はデスクでお昼ご飯を食べてました。しかし、カナダで働いた時に「ほら、外行くよ!」と(気温絶賛マイナスなのに・・)会社の地元の友達に半強制的に引っ張られながらほぼ毎日昼休憩散歩してリフレッシュ効果を実感して休憩後の集中力も上がりました。それ以来イギリスに戻ってきてからも昼休みの散歩など意識してやってモニタから目を離します。ランチは基本お弁当持参ですがめちゃ忙しくて散歩どころじゃない!って時でもデスク前では食べず15分でも社内のキッチンに行って食べるようにしてます。お茶休憩もちょこちょこ。


家族との関係や自身の健康が仕事よりも大事
「家族が仕事よりも大事」は特に日本であまり声高々には聞きません。もちろん人にもよりますが、私が見た限り海外では多くの人の根底にある考えです。子供がいる人がいるならなおさら。(特に西洋とその文化で育った人たち)あと、健康も仕事よりも大事。健康じゃないと仕事が続きません。体調不良ならキッチリ休んで治してから復帰する、疲労が溜まりすぎて体調に影響しているなら残業を減らす・断るなど。ほんの少しでもいいからエクササイズを日々の生活に取り入れる。健康でいられるように少しでも自分で意識する。これ読んでる若い方は10年後20年後にきっとわかります・・・フフフ



頭の中が常に仕事でいっぱいになっている、長時間仕事をしている=仕事が効率良く回っているわけではないこと、それが結果的に家族や自分自身に悪影響を及ぼすこともある事に気づきました。
めちゃ忙しい時は長時間勤務しないわけにはいかない場合もままあって、海外でもごく稀に午前まで働いた事もあります。そんな時でも少しだけでも、上に書いたことを心がけるようにしています。


Sunday, September 11, 2016

[海外就職]昇進・昇給のタイミング

海外で働いていると昇進や昇給のタイミングはどうなっているのか実際体験するまでわかりませんでしたが、実際自分や周りの人を見てこんな傾向だな、というのが見えてきたのでカナダ・イギリスのVFX業界においてどんな感じか紹介します。


昇進
アーティスト職(モデラー、FXTD、コンポジター、など)の場合、ジュニア・ミドル・シニア・リード・スーパーバイザー・・とランクがあります。(採用の際特にどのランクか会社側から言われない場合もありますが、会社の方では給与査定に関わるため評価上ランク付けされているはずです)そのランクの中で2-3年以上実績を残して本人が「上のランクに上がりたい!」と自ら申し出るか、会社側から「そろそろシニアになっても良いね」などと面談で言われればその旨を改めて契約書によって交わして昇進確定です。「じゃあ、来週からシニアね!」と会社に言われて特に何も待遇面で変わらないということは少なくとも大会社では無いはずです。昇進すると自動的に給料も上がる場合が多いので必然的に契約書を交わす必要が発生します

私の場合、ロンドンで本格的にコンポジターのキャリアを始め、初めはミドルでした。その後MPCのモントリオール在籍中、10か月くらいがっつり映画ショットをやらせてもらってそろそろいいですかと自分からお願いしミドルからシニアに昇格させてもらいました。(余談ですが、MPCモントリオールは地域柄、ベテランの割合が必要数に対して不足がちなのでとても昇進しやすいです)

昇給
これは、日本でも同じと思いますが絶好の昇給タイミングは会社を移る時です。特に、会社側があなたのポジションの人材を本当に欲しがっている場合はこちらから給与交渉がしやすく、給与アップにつながりやすいでしょう。あとは、上に書いた通り昇進のタイミング。そして、1つの会社にずっといる場合は1年ごとに給与査定で昇給する場合があります。この場合も給与額に変更が起こるためその旨契約書を交わします。あまりにも誰も昇給しないと、この業界は特に人材が会社外に流れていきやすいので会社側もバランスを取るのが難しいですね。

給与が下がる?!1
会社によりますが、VFX業界では残業代が出るカナダでもリードポジション以上になると残業代が出ない場合があります。(管理職寄りになるため)ので、残業する時間によっては1時間当たりの給与がシニアよりリードの方が少ないというケースも出てしまいます。結果年間の給与合計もリードがシニアより低くなる場合も。しかしリードになる人はやりがいや更に上へのステップを見据えている人が多いのでそれは承知の上でこのポジションになっていると思います。

給与が下がる?!2
近年はイギリスの会社がカナダに支社を作るパターンが多いです。イギリス→カナダに移動する場合、イギリスポンドでもらっていた給与をカナダドル換算でもらえることはほぼ無く、通貨換算では大分目減りするでしょう。(現在のレート換算でイギリスで年間50,000ポンド貰っている人がカナダで86,500カナダドルの基本給は貰えなく、もっと低くなります。カナダで残業代は出ますが。)アメリカからカナダの会社に働きに行く人も結構いるので同じことが言えます。(USDの方がCADより強い)
カナダで暫く生活する予定なら普段の生活には問題無いと思いますが、イギリス(アメリカ)に生活の拠点を置きつつカナダに短期で働きに行く場合は思ったほど貯金はできないでしょう。そういうパターンに当てはまる人でそれでも行く人は、給与よりも「経験」に価値を見出して行っている人が多いと思います。

自らお願いする
昇進も昇給も自分がもっと上に行きたいと思っているなら自分からマネージャーに話を切り出したり交渉するのが、特に自己主張の文化、海外では大事です。私も昇進のお願いを自分からしなかったら実際起こったとしてももっと後になったでしょう・・・。もちろん会社側に考慮してもらえるよう普段からの実績を積み上げるのが大事です。


Sunday, July 31, 2016

[海外就職]休暇を取りやすい環境とは?


Regent's Parkの空

 今回のお話は国だけによらず会社によっても大分環境が違うので一概には言えませんが、総じてこのような傾向を見てきたという私の体験上のお話です。

 日本、海外(オーストラリア・カナダ・イギリス)のVFX/CG業界で働いた体験上、日本よりも海外の方が平均して休暇を取りやすいのを見てきました。休暇には有休・産休・育休・(有給を使いきった為の)無給休暇など全て含みます。

 私自身、日本で働いていた時は有休は辞める時にくっつけてまとめて取るもの、病気の時、冠婚葬祭の時使うものという認識(空気?)の方が高く、有休消化仕切らずに辞めたこともありました。
 
 一方、海外の場合有休は会社と相談はしますが自分の都合で全部使いきります。実家に帰ったり、旅行に行ったり、子供の夏休みに合わせて取ったり、プロジェクト終了後の休憩に充てたり、それぞれの用事に充てたり。病欠は有給で年次有給休暇とは別に換算されます。もちろん、繁忙期を避けること、長い休暇の場合は会社がスケジュールを立てられるよう余裕を持って申請することが望まれますが、それさえ気にかけていれば申請して困った態度をされることはありません。

 このように休暇の取りやすい環境を作っているのはどんな条件なのか考えてみました。

1、代わりの人を立てられる
「一時的にでもこの人がいなくなったらプロジェクトが、会社が回らなくなる」という状況にしない。重要ポジションの人材でも不在の場合は代わりの人をスケジューリングする。アーティストの場合は作業に対する超基本ルールやワークフローの統一化を常にしておいて引き継ぎ作業をしやすくする。

2、家族・パートナーなど大切な人との用事の為に休暇を取るのは普通という考えが皆にある
誕生日・国外からの家族の訪問・結婚記念日、子供の学校でのイベントなど。

3、「休暇は働く側の権利」という認識が皆にある
「この時期休んで大丈夫ですか?」「忙しい時に抜けてごめんね」など気遣いの言葉のやり取りをする場合はありますが、休むこと自体に罪悪感がある人はいません。

 正直、自分の体験として上司がプロジェクトの途中で抜けて休暇に入ったり突然パートタイムの人の残り作業を割り振られて戸惑ったことがあります。でもこういうことがあるという事は自分が休む必要のある時休めるということで、結局皆にとって休みやすい環境を作っているんだと実感しました。

 皆バッチリ休暇を取っていると会社が困るんじゃ?と思う人もいるかもしれませんが、会社を運営している人も休みが必要ですし、休みやすいと、働く側が私用をすませられたり、リフレッシュできたりで、実体験上仕事に戻ってから集中しやすくなります。

Monday, July 25, 2016

[海外就職]スター・トレック Beyond 大規模VFXプロジェクト考察

私が直近まで関わってたスター・トレック Beyondが公開されました。(日本は10月公開)

海外就職を目指していた時から大作映画に関わってどんな風にプロジェクトにが回っているのかみたいと思っていたのですが、今回は正に私が関わった中で一番大きなプロジェクトでした。社内だけで本社支社合わせて600-800人程?が関わりました。(人数多すぎて自分含めてクレジットに名前が全然全員載ってませんでした(T_T)

いちコンポジター個人単位でも色々と大変だったのですが、その思い出は置いておいて、終わったタイミングで前向きに次回に生かせる考察や思ったことを書いてみます。これができていた、できていなかった、自分の反省も含め色々ありますが、俯瞰して振り返った視点でまとめました。

以下は如何に限られた条件と時間で大変な物量をこなすかという前提です。

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[プロジェクト全体の人員配備&進行]
上のポジション(リード、スープ、プロデューサー)の決定事項の重要度が増す。決定事項に影響されるショットの数、アーティストの規模が大きい。的確に、速く、状況に応じて最適な判断が出来る、経験豊富な人材が居ることが重要

オートメーション化の構築、ツール化、テンプレート化を出来る人物の重要性。コンポジターの場合リードやシニアが受け持つ。こういうスキルのある人材はどんなプロジェクトにおいても重宝される

コンポジターの場合、キーショットの絵作りを担当するシニアの人数の「割合」が中小規模プロジェクトより多く必要。キーショットは一つ一つ時間がかかるので一人あたりたくさんのショット数を持てない。

理想どうりに進行していくことの方が稀なので、時間が限られている場合はトライアンドエラーにかかる時間が比較的短いコンポジットに作業時間の比重を置く方が良い。CGで理想のところまで持っていくのが最良だが、CG側は一度修正したものが反映されるのにシミュレーション、レンダリングの時間が数日以上かかる

コンポジターの場合、「知ってて当たり前、知らないと納品クオリティに関わる」知識があるが、人数が多いほど残念ながらわかっていない人もいる。プロジェクトに余裕のある段階で基礎知識の共有をする準備が必要(社内イントラネットや簡単な勉強会など)もちろん他部署にも同じことが言える

[いちアーティストとして]
問題解決能力が求められる。プロジェクト規模が大きい分上司も全てに常に目がいかない。自分が動いて解決できるものは自分で動く。誰かがやってくれるのを待たない。直接FXTDやライティングTDとコミュニケーションをし、それぞれの上司にも情報シェアとして状況報告をする。

上の内容と繋がっているがコミュニケーションの重要性。分業制なので同じショット担当の人と直接どんどん連絡を取って何のレンダリングが来る、何のリクエストをする必要がある、など把握する。これどうなってんの?というのがあればすぐに聞きに行き、時間のロスを作らないCGでこれがあればあの処理が速くできる、うまくできる、という場合はとにかくやってもらえるか聞いてみる。よっぽどの切羽詰まった理由などがなければ快く対応してくれる人が多い。

コンポジターとしての上司に対する提案能力。例えば、クライアントのフィードバックをCGで対処するなら1週間かかるものに対して、コンポジットなら的確ではないけどここまでの内容なら1日でできる、など積極的に提案する。(もちろんCGで対応するしかない場合もあるが)

物量が多いので誰かが途中までやっていたショットが振られる頻度も多くなるが、皆で一緒に終わらせようという気持ちで取り組む姿勢が大事


[チームスピリット]
プロジェクト後半はコンポジットチームでさえ誰がいるのかわからないほど人数が膨れ上がりましたが、そんな中でもチームとしての気遣い合いは大切だなと実感しました。プロダクションやリーダーが一言添えるだけで皆のモチベーションが変わる時もあります。もちろん交渉の際は常にニコニコしているわけにはいきませんが、それ以外の時は個人同士でも「〇〇してくれる?ありがとう」「できるだけの事をやってみよう」というポジティブな空気を出来るだけ維持するのが大事。

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ざっと思いついたのはこのあたりです。社内でプロジェクト後アンケートがあるので色々提案含めて書いて提出しました。
絵作り、テクニカル面においては大プロジェクトだチャンス!とばかりにちょくちょくベテランの仕事ぶりを見て勉強になりました。
ベテランコンポジターがどういう風にショットを仕上げていくのか随時(勝手にw)チェックしたり、テンプレートやツールを(勝手に)研究して作った人になんでここはこんなことしてるのか?テクニカルな理由を質問しに行ったり。
もういっかい言うけど大変だった・・けど参加できて色々学ぶことが多かったです!!!


Sunday, June 26, 2016

[海外生活]イギリスEU離脱!現地で見たこと、感じたこと。

イギリスEU離脱(通称Brexit)が決まりました!

24日当日の無料新聞

詳しいことやこれからどうなるの?!などなどの情報はニュースやもっと見識のある方にお任せしておいて、就労ビザ保持者としてイギリス企業にロンドンで働いている私の周りは実際どんな反応なのか、私自身が何を見て何を感じたのか書いてみたいと思います。


私は残留して欲しいと思っていた
離脱になったらしばらくは経済が混乱するのは誰からも明らかだったこと、ヨーロッパはEUとして強くなっていった経緯があるのでこのままでいるのが当然のように思ってました

私の周りの多くの人が残留になるだろうと思ってた
「いや、離脱なんてありえない、残留でしょ」という空気が私の周りにありました。離脱の声も聞きましたがごく少数でした。
しかし、私がいるロンドンで働く環境はインターナショナルで、イギリス人のみの環境とは違います。
例えば、私の仕事部屋は10人部屋でイギリス人3人、イギリス以外ヨーロピアン4人、アメリカ人1人(就労ビザ)、日本人1人(私、就労ビザ)。席替えが多いのですがイギリス人が部屋に0人ということもザラです。この環境だと「残留して当然」という意見の人率が多いかもしれません。

あまりキャンペーンは見なかった
投票前のキャンペーンは残留派も離脱派もあまり見ませんでした。広告やポスターでちらほら見かけ、ビラ配りを投票ちょっと前に見たくらい。同僚イギリス人は「残留派は皆が残留になるでしょーと思い込んで特にキャンペーンに力を入れてなかったんだ」と言ってました。

キャンペーンのマニフェストに思ったこと
一応マニフェストの概要はEU Referendum(EU国民投票)のサイトで読んでました。
離脱派の「移民が増えすぎなので規制を(移民流入のデメリット)!」→確かに、特にロンドンはここ3年半(途中カナダに行ってた空白1年半)で人口過密になってるのを肌で感じました。これは移民だけの影響ではありませんが。この場所、3年前はこんなに並ばなくて良かったのに・・とか、住宅価格の高騰とか。「仕事を探しにとりあえずロンドンに来た」っていうスペイン人(スペインは失業率高)に会って、こういう人が沢山ロンドンに来てるんだな~と思ったり。テロがあったパリやブリュッセルはイギリスから近いし、EUメンバーのテロリスト候補者にイギリスに入るチャンスがあるのは今も怖いと思っています

離脱派の「EUにかかるお金をNHS(国民保険)に!」(マニフェストのキーワードの一つでした)→International Health Surcharge2015年から施行された非EU住民に対する追加保険料)で外人から余分にお金とっといてまだ言うか!o(Д´#) この制度、イギリス人ヨーロッパ人は関係ないので彼らは知りません。


離脱決定!周りの反応
「ありえない!」
「なんでやねん!」
「お前ら出て行け!」byイギリス人(冗談)
ヨーロピアン「俺たち就労ビザいるようになるの?」「ヨーロピアンに就労ビザが要るようになるならイギリスVFX業界のリクルーティングがスムーズにいくわけない!」
会社の偉い人からのメールが全員に届く(社内向けなので内容は伏せますが、彼の考えとイギリス政府と業界の関係云々説明)

私に速攻直接影響したもの
ポンド下落、円高、株価下落、まだ持ってるカナダドルは影響微妙?ポンドを円に両替全くしてないですが気分的に対円で給料が下がったorz

普段の生活で影響したもの
まだ離脱が決まっただけでしてないので特になし

イギリス分離?!
残留多数派だったスコットランドと北アイルランド。スコットランドが結果に不満でイギリス離脱に本気出す宣言・・イギリスどうなるの?

イギリスに仕事が・・増える?
ポンド下落によってイギリスにVFX仕事が増えるかもしれないという意見を聞きましたが、対円レートでは私がロンドンに初めて来た時(2012年)の120円台よりいまの方が高いのでどうなのかな?これからゆっくり変わっていく為替の大きいトレンドに注目・・・

日本の事を思った
みなさんご存知の通りこういう大きい出来事があると日本の経済にも影響します。とりあえずリーマンショックと同じ影響パターンなら円高と株価下落。
移民流入のデメリットにイギリス人がNoといった。移民を受け入れる体制がこれから必要になる日本人として注目するべきと思った

総じて思ったこと
歴史の転換期にちょっと触れている感じ・・・。
今回は残留票、離脱票、僅差でした。こんな超重要事項でも、僅差だろうが票の多い方が決定される、民主主義!
結果を経て周りで普段の会話にBrexitが出てきます。こうやって感想でも意見を言い合うのが大事な気がする・・。

おまけ
EU Referendumのロゴ見るたびNintendo Game Cube思い出してしょうがない...え?似てない?!

Sunday, June 19, 2016

[海外就職]VFX映画会社におけるカナダイギリスの残業事情


私が実際に見たVFX映画会社のカナダ・イギリスにおける残業事情です。アニメーション会社・ゲーム会社だとまた事情が変わってきます。また、同じVFX会社でも個人レベルで交渉すること(重要!)によって条件が変わりますので、あくまでも参考までに。

カナダの場合
アーティスト職は基本残業手当あり。週4050時間勤務を超えると時間給が1.5倍~さらに残業合計が多くなると1.5倍より多くなるところも。
基本残業申請をプロダクションにして許可される、というプロセスが必要。なのでお金が欲しいからといって無制限に個人の判断で残業は出来ない
リードポジション以上は残業代が出ないところが多い(管理職寄りになる為)その人たちは休日出勤した場合は1日あたり給与追加支給または代休
プロダクションチームは残業代が出ないところが多い
補足:年間有給は10日(州によって違いがあるかも?!個人交渉可能)


イギリスの場合
どのポジションも基本残業代は出ない
休日出勤した場合は1日あたり給与追加支給または代休
補足:年間有給は20



カナダ・イギリス共に残業する場合は食事が支給されるところがほとんどです。また、残業する=忙しいので、プロダクションからがんばってね💓的に気遣いのお菓子やピザ・ドリンク・アルコールなどの差し入れがされることもしばしば。残業続きでさらにピザ続きだとどんどん不健康になるわ!と私は食べなかったですが(笑)

こうしてカナダイギリスを比べると残業制度においてはアーティスト職ならカナダの方が断然良いです。しかし、その地に根付いている人ならそうなのですが色々な国を渡り歩いている人は為替を考慮しなければいけません。(そういう人はお金が最優先の人はあまりいないと思いますが・・・。)これ書いている時点で1ポンド=1.86カナダドルです。イギリスの会社がカナダに支社を作るのは税制優遇だけでなく人件費にかかる為替の差も大きいからです。(会社的には残業代を払う必要があっても)

ちなみにカナダ・イギリス共、残業は会社が「強制」できるものではありません。もちろん繁忙期は残業することを求められ、残業できないとプロダクションに困られるのは事実です。しかし、しかるべき理由がある場合は断る権利が働く側にあります。お互い公平になるために、繁忙期で前もって分かっている理由があるなら早めにプロダクションに「この日は残業できない、休日出勤できない」と伝えれば、プロダクションが代わりの人の考慮を含めてスケジューリングしてくれます。


私はイギリス→カナダ→イギリスと移動し、残業代もらえる国からもらえない国に戻ってきました。これが私の心理的に影響をおよぼしたのは「なんとなく残業しない!」です。特に、前回の記事に書いたようにコンポジターは暇な時期と繁忙期の差が超激しく、追い込み期は残業時間がすごいことになりますが、この忙しさは分業制の最下層にいるコンポジター個人レベルでほぼコントロールできません。かつ、イギリスなので残業代が出ません。その分、私は繁忙期以外の時期は急ぎの作業がなければ定時ですぐ帰るようにしてます。

Sunday, June 5, 2016

[海外就職]映画仕事におけるコンポジターの忙しさ曲線(体感)

今私が海外での映画プロジェクトに関わるのは8つ目くらいで、中規模〜大規模映画のコンポジターのスケジュールのパターンが大体わかったので個人的な体感ですが簡単なグラフをつくってみました。



あくまでもこれはコンポジターの場合で、他のポジションだと大分変わると思います。特に、コンポジターが他の部署と徹底的に条件として以下の様に違うのは分業制の最下層でクライアントに納品するものをつくっているというところ。

1、CG素材待ち時間が長い
2、CGが貰えないと何もできないショットが多い
3、CGがどれだけ遅れてきても(もしくは予定通りなものが来なくても)クライアント納品日は絶対守る必要がある

ということでヒマな時期(図の青ゾーン)と忙しい時期(赤ゾーン)の差が超極端です。赤ゾーンの忙しさは天井知らずになるときがありますが個人レベルではコントロールしようがないので鍵は青ゾーン黄ゾーンにどれだけ準備と色々な状況の想定をしておくかです。この時期にに自主的に色々なテストをしたり、FXが来る予定だけど追加か入れ替えに使えるかもしれない実写素材をライブラリから探してみたり(実際最後の最後で必要になる場合がある)、担当ショットの資料を自主的に探してみたり、FXTDやライティングTDとコミュニケーションをとって何かコンポでテストや効率よく出来る事を探ってみる事が大事です。

人員配備的には、コンポジターでいうとリードコンポジター以外(シニア、ミドル、ジュニア)はプロジェクトの最初から最後までいる人数は少ないです。会社で走っている複数プロジェクトの状況をみてあるプロジェクトの赤ゾーンから別のプロジェクトの黄ゾーンもしくは赤ゾーンに移動させられることもあります。図の矢印にあるカーブがぐっとあがる前のタイミングでプロジェクト人員追加と求人が突然増えます。
LinkedInなど求人サイトで「コンポジター今すぐ募集!3週間!」とかいうのをよく見るのはこの矢印の時期で、大規模プロジェクトは多くの会社がかかわっているので求人数が色々な会社で一時的にぐっと増えるため、求職している人はこのタイミングがチャンスです!が、このタイミングは超即戦力を求められるのでシニアまたはミドルコンポジターのみの募集でジュニアのチャンスは相対的には少ないかもしれません。

(図にある"tech fix"とは画的にはクライアントからアプルーブされたがCGのレンダリング品質、コンポジット作業で足されたノイズ、エッジ、ブラックレベルなどが十分でない場合に品質保証する修正作業)

Sunday, January 24, 2016

[海外就職] 面接のカタチと対策

今回は私が経験した海外就活中の面接のカタチと対策を紹介します。コンポジターの経験ベースなのでポジション的に少し離れると(テクニカル寄りやシステム系、リードする立場のポジションなど)また内容は変わってきますので参考までにどうぞ!


面接のカタチ

[直接面談]
まず、一番多いケースで会社にとっても応募者にとっても理想的なのは直接会社に訪れて面談するパターンです。私は受かったのも落ちたのも合わせて6度くらい経験しました。コンポジターとして応募するので、大体社内のコンポジットヘッド一人、HR(もしくはマネージャー)一人が同席して、大体コンポジットヘッドとの一対一の会話でHRがメモを取っていく感じ。

[電話面談]
会社と自分、お互いの都合や地理的な都合で直接会えない場合。これは、私は二度経験したのですが直接顔を合わせる面接より超緊張する!(そもそも英語で電話自体超苦手)表情やジェスチャーなどビジュアルで訴えられるものがないので。あと相手は電話の向こうでリール見ながら話してくれてるけどこっちはその画面自体は見えないので絵をお互いに言葉で説明し合う状況になる。面談する相手は直接面談と同じ。

[スカイプ(映像)面談]
これは、私自身は経験してませんが、ビデオが加わる分お互いの顔が見えるので電話面談よりは気が楽?こちらも面談する相手は直接面談と同じ。


何を聞かれるの?
面接に呼ばれた時点で第一段階「経歴」はクリアしてます。CVとリールは一応見てくれてます。ので、会社が確認したいのは
「スキルを本当に持っているか」
「自分の分野をどこまで理解しているか」
「本当にリールのショットを作った本人か(タマーーーに詐称するワルい人もいるので)」
「チームメンバーとうまくやっていけそうか」
「最低要求されるコミュニケーションスキルがあるか」
・・・・などです。

それを前提に、聞かれる内容は
「(リールを見ながら)このショットはどういう風に作ったの?(めちゃくちゃ事細かく聞かれることもある)どれくらい時間がかかったの?」
「何が得意?」
「チームで働くのは大丈夫?」
「一番苦労したショットはどれ?どうして?エピソードを話して?」
「一番自信のあるショットはどれ?」
「このショットを今改善できるとしてらどう改善したい?」
(コンポジターだと)「Nukeはどれくらい使ってる?3D機能きちんと使える?ステレオコンポしたことある?(シニア以上だと)下の立場のコンポジター指導したりNukeテンプレート作ったことある?」

そのほか聞かれるのは
「いつから働ける?」
「ビザはどういう状態?(必要?)」
「給料はいくら欲しい?(これは面接の後でHRから別途で連絡が来る場合も)」
「どうして今の職場を離れるの?」
「どうしてうちの会社に来たいの?」
「質問ある?

対策

対策といったら少し大げさかもしれませんが、特に海外就職活動の面接で私が一番大事だと思うのは「”自信”をアピールすること」だと思っています。日本文化の常識である謙遜する姿勢は欧米ではマイナスになってもプラスにはなりません。自分はこれができる、こんな経験がある、と自信がある態度を相手に感じ取ってもらうことが大事。直接面談ならしっかり挨拶の時握手する、目を見て話す、なども大事。今までの実務経験は変えられないのでその経験の中でアピール勝負です。


結果の合否は会社とのミスマッチだったりタイミング次第だったりする場合もあり、今の自分にはどうしようもない場合があるので、上手くいかなかったらどんどん次に応募、です!面接の経験値稼いだと前向きにいきましょう!

あと、面接前後のHRとのメールや電話のやりとりに関して。会社側は向こうの都合(求人出してるプロジェクトの状況や他の候補者と検討する時間など)で連絡してくるので「○○日までに連絡する」と言ってもなかなか連絡来ないことが本当に多いです・・・。逆に経験上電話面接終わった2時間後に電話でオファーもらう位会社が急いでるパターンもありますが・・。なので、なかなか連絡が来ない時はあまり頻繁すぎない程度に「どんな状況でしょうか?」と担当者に連絡したほうが良いです。大手会社ほどHRはたくさんの応募者を見てて、一つ一つの応募に全部じっくり対応する時間はないんじゃないかなと感じる事もあります。一方、本当にいますぐ人手がいる!という状況も求人サイト見てて感じる時があるので「まだ少しスキルが足りないかも・・」と思っても気後れせずじゃんじゃん応募してチャンスをつかみにいきましょう!

Friday, November 13, 2015

[海外就職]10週間の契約の為に戻ってきたロンドンで計2年

下のような経緯を経てこの11月でロンドン生活が合計2年になり、海外生活はイギリスが一番長くなりました。

2012年4月~2013年11月 Tier 5 (YMS)ビザで渡英、就活→就労(The Mill, MPC Advertising)
2013年12月~2015年5月 カナダ、モントリオールで就労 (MPC Film)
2015年5月~ Tier 5(Creative & Sports)ビザでモントリオールから直接渡英、就労(Double Negative)

今年5月までモントリオールに居た時の目標は映画仕事の経験を積んでいつかDouble Negativeロンドンで働く事だったので、念願かないました!が最初提示されたオファーは6週間という超超超超超短いものでした。夢の会社とはいえカナダからイギリスに引っ越すにはあまりにも短いので交渉して10週間に延ばしてしてもらいましたがしかしそれでも短い。でもそれまで半年就活した経験上映画のコンポジターは中々長期契約を最初から貰えにくい傾向を実感したのもあって契約しました。こんな短期で海外引っ越すなんてあり得ない、と言う人も居ますが私にはむしろこのリスクを取らないとチャンスはあり得ない、という感じです。このご時世会社は余分な期間人材をキープする余裕は無いのでこういう傾向にあるのも仕方ない状況です。特にコンポジターはプロジェクト開始時は超ヒマ、締め切り前に死ぬ程忙しくなるというパターンが多いので。
とにかく、電話面接をした当日すぐオファーをもらい、約1ヶ月後開始の為カナダで働きながらのイギリス就労ビザ手続き、カナダ出国手続きなどバタバタでした。

結局契約延ばし、延ばししてもらい今もDouble Negativeに在籍していますが、次の契約終了日の後も延長される保証はありません。でも、今は出来るだけこの時を有意義に過ごして楽しめればいいかなという気持ちでいます。どんなに才能がある人でも会社に仕事が無ければ契約終了するパターンを見てきたので自分の出来る範囲でがんばりますっ。

他の会社でももちろんでしたがDouble Negativeに来て更に色々勉強になってます。今迄働いてきた中で多分一番大きい会社なので大きい会社ならではの事もチラチラ感じます。大きい会社だからこそ超才能ある人率も高く、もうなんだこの頭いい人?!ってなる・・。会社として一定レベルを保つためのトレーニング(社内セミナー、社内チュートリアル)も豊富。良くない面としては経験者がサポートしまくる環境なので新人には自分で解決する力が付けにくいかなと感じました。リードがテンプレートとかギズモとかじゃんじゃん作って方法論最初から提示してくれる上、新人はあまり大きいショットは与えられないので。それはコンポジターだけでなく3Dアーティストにもたまに感じます。新人だと言われる通りにしてればなんとなく出来ちゃうので本人に意欲がないと本当の意味で何も学べなさそう。意欲のある人には学びまくれる最高の環境ですが。

こんな感じで合計2年が経ちましたがやっぱりロンドンが好きだな〜と感じます。都会でエネルギッシュかつイギリスの伝統的なところも感じる街。そして自然を楽しめる公園や広場も沢山。殆ど毎日Regent's Parkを歩いて通勤してますが気持ちいい!契約は更新されないのかな、と思いながら(結局その時の契約は更新されたけど)しょんぼりRegent's Parkを歩いてたある夕方凄い奇麗な虹がかかって励ましてくれてるみたいに感じた!

Regent's Park


あと、今年ロンドンに戻ってきてからはバルセロナ旅行で念願のサグラダファミリアを見て、先週末短期休暇でベルギーのブルージュ&ブリュッセルに電車旅行(ユーロスター)に行きました。ヨーロッパ各地に旅行しやすいところもロンドンの魅力!もっと、近場でもいいから色々なところを見に行きたい・・・!(^-^)ooO
サグラダファミリアは内装のほうが凄かった!!
ベルギーのブルージュという街。小ぶりな可愛い街でケベックシティを思い出した
ブリュッセル。ビールとチョコの天国。
ブリュッセル。ベルギーは漫画家も輩出している。コミックの壁画が街にちらほら