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Wednesday, January 31, 2024
[カメラ][Vlog]日本帰省でOsmo Pocket 3ゲット!大阪コリアンタウンで撮影テスト
Saturday, December 30, 2023
[ロンドン在住Vlog] エッグタルト食べ過ぎ!映えスポット多すぎ!女ひとりリスボン観光
Monday, October 30, 2023
Sunday, October 8, 2023
[ロンドン在住Vlog][海外生活] 女ひとり登山!イギリスさんぽ スノードン
Wednesday, September 20, 2023
Wednesday, September 6, 2023
[ロンドン在住Vlog][海外生活] ロンドンさんぽ 無料で楽しむ!ハンタリアン博物館&フリーメイソンホール
Tuesday, July 18, 2023
[ロンドン在住Vlog][海外生活] イギリスさんぽ ヨークシャーデールズ国立公園
Friday, July 7, 2023
Monday, May 22, 2023
[日常]帰省&最近のロンドンその他写真アップデート
- 4月に日本に帰省してました!
- 帰省する度にできるだけ旅行に行きますが、今回のメインは鳥取砂丘でした。
- 日本を離れると、日本の行ったことない地を探索したい欲が深まります。
- 当ブログPC版の右バナーにもリンクを置いてますが帰省も含めた最近の写真アルバムはこちら↓
- ロンドン&周辺 2023〜
- 日本 2023.4月 Japan
- Berlin ベルリン 2022 Nov
- ロンドン&周辺 2020-2022
昔ながらの情緒漂う倉吉
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関空から飛ぶ前日泊まったりんくうタウン |
帰省は1ヶ月でしたが毎回あっという間でした。日本で100均、ドラッグストア、スーパーやらで色々買い込んでスーツケースに詰め込んで。
Wednesday, May 10, 2023
[ロンドン在住Vlog] ロンドンさんぽ 戴冠式ムード一色!ちょっとディープなピカデリーサーカス周辺
Tuesday, March 21, 2023
[Nuke tips 16] 画像処理の基礎、Dilate/Erodeを深くみる!
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Saturday, February 25, 2023
オンライン学習サイト「コーセラ」とノートテイキングアプリ「Notion」の紹介!
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Friday, February 17, 2023
[海外就職] 日本生まれの日本育ちがイギリス現地会社に就職した方法!
今回は、イギリスのVFX会社にコンポジターとして就職した履歴をご紹介します。
長くなってしまいましたが一気に書いたので勢いで1記事として載せちゃいます!
はじめに:何故、イギリスなのか?
日本でCG専門学校に行く前から、そして、日本で就職してからも、私の目標は海外でハリウッド映画の仕事に携わることでした。当時、ハリウッド仕事と言えば!のアメリカはビザ的にも敷居が高かったので(私は大学出ていません)、他の国も視野に入れる事に。その頃、イギリスは色々なVFX会社が台頭して来ていて、そんなところでイギリスワーホリビザ(YMSビザ)に当選し、コンポジットの強いDnegロンドンに憧れるようになったのでイギリス会社を目指すことに。島国で歴史の深いイギリスも個人的に肌にあってる感じがしました。
ビザの履歴に関してはこちらの記事をご覧ください。
1.日本から応募しまくる
日本で働きながらオンラインや郵送(!)で世界中の会社に応募しまくりました。デモリールを更新するたびに同じ会社にも応募していましたが、まったく手応えなし。私の職務履歴はリクルーター目線では認識できない日本のプロジェクト。採用担当者にとって私のレジュメが全く魅力的でなかったのでしょう。もちろんデモリールで自分が頑張れる点も沢山ありますが、かなり壁を感じました。
シーグラフ2009に行った時も、渡米前から直接メールで「シーグラフに行くのでお話しできませんか?」と色々な会社にコンタクトをとっても特に返事は来ず。ジョブフェアーも玉砕。憧れの会社のひとつ、Digital Domainのブースにも行きましたが玉砕。ジョブフェアーで私のNukeの実務経験が無かったのが弱いと痛感したので、まず日本で実務経験を得ようと強く心に決めました。
日本でNukeの実務経験ができる会社さんで働きながらも、オンラインで応募をし続けました。ごく稀に返事が返ってきても、「今あなたはどこに居るの?」「日本です」という会話でやりとりが終了。
2.ワーホリでイギリスに飛び出す!
2年有効のワーホリ(YMSビザ)に運よく当選し、渡英することに。渡英前から、そして渡英後も、イギリス会社に応募しまくりましたが、特に良い反応は無し。
渡英して1ヶ月ごろ、ここで!一緒に働いたことがあって、ロンドン在住コンポジター友人Sちゃんから神のひとこと。「シズ、私が前に働いた会社から仕事の連絡が来たよ。私は行けないからシズを紹介しようか?」もちろん二つ返事で「お願い!」。そこで初めて働けたのが当時のThe Mill TV/Film (今のMilk Visual Effects)でした。
3.初めてのイギリス仕事!
最初の仕事オファーは1週間でした。会社からしたら、全くパフォーマンスが分からない人材を雇うんですから、わかります。それにしても短すぎるけど(笑)これは、ワーホリで現地にいたからこそ得られたオファーです。日本から応募だったら無理でしたね。最初のお仕事は実写TVシリーズのコンポジットでした。最初の契約は少しずつの延長、延長を重ね、最終的に3ヶ月くらい?働いたと思います。日本では、Nukeの実務経験はCGアニメーション作品のみだったので、この当時、仕事から帰ってから実写コンポジットのスキル勉強をしていました。(LinkedInのスティーブライト師匠シリーズ)やっぱり実務やりながらでないとその関連スキルを得るのは難しいです。
4.続けるのが難しい!
当時、The Mill TV/FilmとMillコマーシャルは同じ会社だったので、コマーシャル部門でも単発のお仕事を貰えました。ここで、当時コマーシャル部門のヘッドだったHugo GuerraのNukeチームに参加。コマーシャルだけあって、臨機応変で早い対応が求められる現場でしたが、めちゃくちゃ色々勉強になりました。TV/Film部門とコマーシャル部門をいったりきたりを繰り返し、映画「レ・ミゼラブル」に参加して、かたち的には一旦「ハリウッド映画に参加」という目標を達成しました。しかし、単発仕事の連続で継続の限界を感じ始め・・・。
5.働き続けるために、動く。
この時点でワーホリ1年経過、運よくかなり良い経験をさせてもらっていましたが、私の目標は単発仕事の連続でなく「海外で就職」すること。このままだと「ワーホリでいい経験して終わって帰国」になる未来しか見えません。一旦「映画仕事」の優先順位を落とし、長く務められる機会を探すことに。The Millに就労ビザサポートしてくれないか、と相談しましたが、イギリス風に遠回しに断れられました。(もちろん重要ポジションだったら可能性はあったと思います)
そこで、当時MPC Advertising (コマーシャル)で長く働いていた知人Mさんに私を紹介して頂けないかお願いしました。Mさんは快く紹介してくださり、ワーホリ1年経過したところでMPCコマーシャルで働くことに。
6.長めに働けそうになってきた!
MPCコマーシャルでも、最初は短い期間のオファーでしたが、少しずつ延長の期間が長くなりました。この現場は、オンラインルームで常にクライアントが横に居る、という状況。仕事中イヤホンなんか付けられませんし、いちコンポジターとしてもある程度はお客さんと円滑なコミュニケーションをしなければいけません。コマーシャルのクライアントは英語ネイティブのイギリス人率が高いので、この現場で英語力がかなり上がったと思います。
7.状況一変
MPCコマーシャルで半年が経った頃、就労ビザサポート視野に入れて貰えるか、会社に相談しようかな・・?と思っていました。そんな時、旦那さんからカナダ、モントリオールの会社で仕事のオファーを貰ったと連絡が。当時、ちょうどMPCもモントリオールに支社を作ったばかり。モントリオール支社では、映画仕事専門です。これは映画の経験を得る機会だと切り替えて、MPCに相談してロンドンコマーシャル部門からモントリオール映画部門に移動させてもらいました。こうして私のイギリスワーホリは1年半で終了しました。
8.カナダで映画に集中
私が移動したMPCモントリオールは当時、支社を作ったばかりで、色々なところから人が集まって来ていました。会社としては歴史があるものの、モントリオール初めての人も多くて、スタートアップ感があって、ワイワイごちゃごちゃしてて(笑)楽しかった!ここでは映画の経験を積むことに集中し、積極的にアピールして良いショットをもらえるよう意識しました。1年半在籍し、映画のショットが自分のデモリールに貯まりました。MPCならでは、大きいタイトルの映画が多いので、私のレジュメやデモリールも見栄えして、この時点でやっっっっと、就活が楽になりました。(新卒で日本で就職してから12年ほど経過)
9.やっぱりイギリス
デモリールも充実して来たので、この頃から、イギリス就活再開することに。この業界、「あの会社が募集してる」などの情報は口コミが多いです。友達から「Dnegが募集してるよ」と聞いたので、リンクドイン経由でDnegの採用担当者に直接連絡を取ることに。(絶対もらいたい仕事は会社の公式応募ページからアプライしてはいけません。他の応募者と一緒に埋もれるので。)トントンと話が進み、電話面接することに。仕事中に会社の玄関近くで電話オンリーでの面接をコッソリとし(笑)、めっちゃ緊張しました。Dnegからオファーをもらったタイミングと、旦那さんの仕事の契約終了のタイミングがほぼ同じだったので、2人で一緒に渡英することに。
10.やっぱり契約が短い
憧れのDnegからもらったオファー、契約交渉の時点では期間は4週間!でした。「カナダからイギリスに引っ越すのでもうちょっと長くなりませんか?」と交渉したら、「そうね・・じゃあ6週間で。」と。少なっ(笑)リスク取らないと得ることもできないので、とりあえず、渡英することに。今回はワーホリでなく、就労ビザ。会社がビザのスポンサーなので、契約の終了=イギリス退去です。最初の半年は数週間単位の契約延長が続き、「イギリス退去」の恐怖のストレスがすごかったですが、ある時点でふと「もし契約終わっても会社の仕事量のせいで私のせいじゃない」と思うようになり、吹っ切れました。ただ、自分でできる最高のパフォーマンスはしようと努力し、マネージャーと面談する度に「ここに残りたいです」とアピールしました。
11.現時点で最後の就活
なんだかんだでDnegに2年ほど在籍した頃、期間契約でないフルタイム(社員)のオファーが貰えました!フルタイム契約は期間契約よりは良いですが、リストラで切られてる人を結構見たので「絶対安心」ではありません。この時点で正直ちょっと長期気が張ってた疲れが出たのか慢性的にゆるーーくエネルギー切れし始めました。在籍中にリード仕事も経験。コロナ以降多くの会社に起こったことですが、一時的に先の見通しがあまり良くなくなったので、「イギリスに居れる事」を最優先したくなった私は、長い期間契約を書類上は保証してくれたMPC Episodicに移籍することに。Dnegには結果6年居ました。(他の会社と同じく、今はDnegもコロナ直後より状況は良くなっています)私の元DnegマネージャーがMPC Episodicのエグゼクティブだったので、面接ややりとりはスムーズでした。MPC在籍中に永住権取得。
あとがき
以上です!似た立場の人ってどんな就活経験をして来たのかな?と気になるのですが、まずは自分の経験をシェアすることにしました!
ご覧の通り、就活の重要ポイントは「紹介」でした。雇う方からしても、リスクが少ないですよね。紹介してもらった友人には感謝感謝です。ただ、紹介してもらうためにはそれなりのスキルやパフォーマンス、やる気が無いとダメなのでここも重要です。以前、元同僚から「僕の知人をあなたの会社に紹介してくれない?」と頼まれましたが、全く知らない人だったので断って、採用担当の人の連絡先だけ教えました。紹介する方にもある程度の責任があるので、申し訳ないけど何も知らない人を紹介できません。仮にすごく良い作品を見せてもらっても、その人となりを全く知らないと、会社に紹介するのは私は難しいです。紹介してもらえる知り合いがいない、という場合は、作品を携えて、まずは「就活の相談にのってもらえますか?」などコンタクトしてみるのはありだと思います!
色々書きましたが参考になれば幸いです!